F1バーレーンGPにおけるフェラーリのパフォーマンスとSF90のストレートでのスピードに注目が集まっている。F1バーレーンGPでは、フェラーリのシャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルがフロントローを独占。決勝ではシャルル・ルクレールのエンジントラブル、セバスチャン・ベッテルの単独スピンによって期待した結果は得られなかったが、SF90の優位性は明らかだった。
ライバル勢は、フェラーリの2019年のF1パワーユニットの驚くべきストレートスピードに注目している。Auto Motor und Sport は、F1バーレーンGPのGPSデータから各チーム間のパフォーマンスを比較。フェラーリのストレートでの速さはダウンフォースだけでは説明できないものだとしている。昨年、フェラーリのF1パワーユニットは複雑ツインバッテリーシステムによって優位性を保持していると考えられ、FIAはその合法性を徹底的に監視していた。しかし、メルセデスのエンジニアは、フェラーリのエンジン性能はそれが昨年よりもさらに優れていると語る。「昨年、彼らは加速段階で我々を打ち負かしていた。だが、最高速度では我々は同じだった、しかし、今や彼らはストレートの始めから終わりまで速くなっている」「我々のものはある時点でストレートのスピードは頭打ちになる。MGU-Kがもう電力を供給しなくなるからだ」「だが、フェラーリの電源は常に入っている。とにかくMGU-Kは切れていない。内燃エンジンと電力の両方でアドバンテージがあるようだ」GPSデータによるとフェラーリはライバル勢に対して40馬力のアドバンテージがあり、F1エンジンの出力は現在1000馬力を超えていると推測されている。しかし、 Auto Motor und Sportは、フェラーリとそのカスタマーチーム(ハースとアルファロメオ)との間のストレートでの差は、ダウンフォースだけでは正当化できないと指摘している。FIAのレギュレーションでは、マニュファクチャラーはカスタマーにメインスペックユニットと同一のエンジンを供給することが求められている。レッドブルの上層部は、フェラーリの燃料パートナーであるシャルの燃料に秘密があるのではないかと考えている。レッドブル・レーシングのF1チーム代表クリスチャン・ホーナーは「フェラーリの燃料はグレープフルーツジュースのような匂いがする」とコメント。チーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイは「フェラーリのエンジンは突然昨年と同じ強さを持っている」とコメント。「実際、我々はFIAがレギュレーションの最後の穴を埋めたものだと考えていた」
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