フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールが競い合うことはチームにとって良いことだと語る。昨年からミスの多発を批判されたきたセバスチャン・ベッテルだが、F1バーレーンGPで再び単独スピンを喫してイタリアメディアから批判の対象となった。
セバスチャン・ベッテルは、週末を通してシャルル・ルクレールに対してパフォーマンス面で下回っており、新しいチームメイトの台頭によるプレッシャーもミスの原因だと考える者も多い。「シャルルの方が至る所で速かった」とセバスチャン・ベッテルは認め、2019年マシン『SF90』のリアに自信を感じることに苦労していると語る。「バーレーンではメルボルンと比較してリアルに一歩前進したと思う」とセバスチャン・ベッテルは語る。「でも、望んだとおりに走らせることができたバルセロナのようではなかった」F1バーレーンGP後のインシーズンテストでSF90を走らせたセバスチャン・ベッテルは“レースの様々な局面”をシミュレーションしたと述べた。「僕たちが収集した情報は中国にむけて有益なはずだ」フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは、F1バーレーンGPでのセバスチャン・ベッテルのスピンを擁護しているが、ベッテルとルクレールの戦いを管理していくのはチャレンジングだと認める。「もちろん、今ではチーム代表としてドライバーを管理しなければならないし、以前はそうではなかった」とマッティア・ビノットは Speed Week にコメント。「だが、私はそれが良いことであるとさえ考えている。チーム内に正しいファイティングスピリットがあることは重要だからね。それにはドライバーも含まれる」だが、現時点ではサポートする必要性が高いのは批判されているセバスチャン・ベッテルの方だ。「ドライバーにとってチームの信頼を感じることが重要だ」とマッティア・ビノットは認める。「我々は彼が良く感じられるようにあらゆることをしている。だが、私の意見では、それよりも重要なのは強いクルマだ。結局のところ、優れた速いクルマがあれば、すべてはうまく機能するだろう」「それは彼に合ったクルマでもあるはずだ」
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