フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは、2019年の開幕2戦で勝利することができなかったが、“心配はしていない”と語る。開幕戦ではパフォーマンスを発揮できなかったフェラーリだったが、第2戦バーレーンでは週末を支配。だが、レース終盤のエンジントラブルによってシャルル・ルクレールの初優勝とチームとしての今季初勝利を逃すことになった。
しかし、マッティア・ビノットは今後にむけて“容易に解決できる”問題だと自信をみせる。「ファクトリーでエンジンを分析するための時間が必要だが、1つのエレメントの限定された問題であることはわかている。今回はシリンダーだ」とマッティア・ビノットは La Repubblica にコメント。今回のトラブルによってフェラーリは今後エンジンパワーを下げる必要があるとの見方があるが、元々エンジン部門の責任者だったマッティア・ビノットは「確かなことは、我々がエンジンの使い方を変更することはないということだ」と否定。実際、修理されたパワーユニットは、2週間後の中国GPの金曜日に再び使用できると語った。マッティア・ビノットは、総合的にフェラーリの現在の状況には満足していると語る。「今回のパフォーマンスが残りのシーズンにむけて十分というわけではないが、我々が速かったことは確かだ」とマッティア・ビノットはコメント。「我々に良いパッケージがあることはわかっているし、それを発展させるために懸命に作業している。レースの結果にはがっかりしているが、ムードはいい。シーズンは長いし、かなりポジイティブだ」「期待外れではあったが、心配はしていない」