フェラーリは、ミック・シューマッハと契約することに関心を持っていることを認めている。今週、複数のメディアは、7度のF1ワールドチャンピオンのミハエル・シューマッハの息子であるミック・シューマッハが、フェラーリのドライバー育成プログラムである“フェラーリ・ドライバー・アカデミー”との契約に合意したと報じた。
報道によると、ミック・シューマッハの契約には、バーレーンGPとスペインGP後に若手ドライバーテストもかねて開催されるインシーズンテストでフェラーリのF1マシンを走らせることも含まれているという。フェラーリは、ミック・シューマッハと契約したというニュースを確認してはいないが、その件について質問された広報担当は「当然、フェラーリはミックに関心を持っています」と述べた。19歳のミック・シューマッハは、昨年ヨーロッパF3選手権でチャンピオンを獲得。今年はピレマからF2へのステップアップを果たし、F1デビューへと近づいている。このような報道合戦を受け、2016年のF1ワールドチャンピオンであるニコ・ロズベルグは、ミック・シューマッハへのプレッシャーが高まっていることに対して警告した。自分の父親もF1ワールドチャンピオンだったニコ・ロズベルグは「彼が運転する喜びを失わないようにすることが重要だ」と Die Welt にコメント。「僕たちはあまりにも多くのプレシャーをかけたり、あまりに彼に期待をかけないように注意しなければならない」しかし、当のミック・シューマッハは、プレッシャーには慣れっこだと語る。「ずっとそんな感じだった。僕にとっては普通のことだ」とミック・シューマッハはコメント。「そのような環境に慣れていない人を連れてきて、僕の立場に置くのであれば違うかもしれない。でも、僕には成長する時間があったし、それは大きな助けになった」