フェラーリのF1チーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、セバスチャン・ベッテルが遅かれ早かれフェラーリとともにF1タイトルを獲得できると確信していると語る。2018年のタイトル争いからほぼ脱落しかけているセバスチャン・ベッテルは、今週末のF1アメリカGPでポイントリーダーのルイス・ハミルトン(メルセデス)から8ポイント以内でフィニッシュしなければ、ハミルトンにタイトルを明け渡すことになる。
序盤は十分にタイトルが見えていたセバスチャン・ベッテルだが、ミスなどによって現時点でルイス・ハミルトンに67ポイント差をつけられている。「ミッション・インポッシブルになってしまったが、終わったわけではない」とマウリツィオ・アリバベーネは Gazzetta dello Sport にコメント。「私は遅かれ早かれセバスチャン・ベッテルがフェラーリとともにワールドチャンピオンシップに勝利すると確信している」マウリツィオ・アリバベーネがフェラーリのF1チーム代表になったのは2015年のことだが、チームのメインスポンサーであるフィリップ・モリスの一員としてフェラーリと長く働いており、セバスチャン・ベッテルはミハエル・シューマッハを思い出させると語る。「彼にはシューマッハと似ているところがあると思う。彼はドイツ人だが、非常にイタリア的であり、若いときからマラネロと深くかかわってきた」しかし、F1のスポーティングディレクターを務め、かつてミハエル・シューマッハとともに働いてきたロス・ブラウンは、ベッテルよりもハミルトンの方がシューマッハに近いと感じているようだ。「これまで言えるとは思っていなかったが、ルイスは本当にシューマッハの記録を破るかもしれない」とロス・ブラウンはコメント。「彼はすべてをコントロールしているし、ミハエルと同じような素晴らしいクオリティを兼ね備えている。彼はレースの勝ち方を知っている。理論的には負けるはずのレースでもね」
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