FIA(国際自動車連盟)は、今週のF1モナコGPでERSシステムの不正使用が疑われているフェラーリのマシンに追加のセンサーを搭載して監視している。フェラーリ SF71Hは、センサーをバイパスすることでバッテリーで許容されている以上のエネルギーを得ている可能性があり、それによって20馬力の利益を得ているとの疑惑が報じられている。
最初にフェラーリのバッテリーマネジメントのアプローチについて異議を申し立てたのはメルセデスの非常勤取締役を務めるニキ・ラウダだとされている。フェラーリは2014年にパワーユニット時代となって以来、2つのバッテリーを並べる独自のシステムを採用している。ニキ・ラウダは、フェラーリのセットアップがルールに準拠しているかどうかFIAに判断を求めていたが、FIAはツインバッテリーのアーキテクチャーは違法ではないとしていた。だが、今年は、フェラーリは、このツインバッテリーの仕組みを不正に使用して、標準的なFIAセンサーでは検出されることなく、120kwの制限を超えて一時的にエネルギーを上昇させる方法を見つけたとの噂が浮上している。FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、フェラーリにはレギュレーションを欺くような方法は見つからなかったと主張していたが、今週末のF1モナコGPでは、不正使用の可能性を完全に排除することを目的として追加のセンサーがフェラーリのマシンに搭載される。フェラーリのライバル勢は、フェラーリが何もしていないとは思っておらず、FIAの技術スペシャリストを信頼していると語っている。レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「噂があるのは明らかであり、皆が悟っていることも疑いないのことだ」と Autosport にコメント。「FIAには精密検査のために提示されたクルマを測定・管理・調査する能力があると確信している」メルセデスのチーム代表トト・ヴォルフは「合法性についての話題は定期的に出ている」とコメント。「チームが何をしているかをチェックするのはFIAの日常業務だ。チームがレギュレーションを遵守することは義務であり、これは進行中のプロセスだ」「シャシーやエンジンに問題があれば、FIAが解決してくれると心から信頼している」ザウバーは、フェラーリのカスタマーユニットを使用しているが、チーム代表を務めるフレデリック・バスールは、ザウバーには追加のセンサーを搭載することは求められていないと述べた。
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