フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ社長は、F1の現在の論争の結末は、FIAが改善するか、自動車メーカーが独自の分裂シリーズを立ち上げるかの2つの可能性しかないと語る。金曜日に2010年のエントリーが発表され、フェラーリ、レッドブル、トロ・ロッソノの3チームが無条件エントリーとして扱われたことで、FIAとFOTAとの緊張はさらに高まっている。
土曜日にル・マンを訪れたルカ・ディ・モンテゼーモロは、論争がまもなく解決することに疑いはないが、どちらの方向に進むかは予想できないと述べた。「数年でF1に関する問題は解決されるだろう。我々が望むように信頼できるFIAと一緒になるか、他のスポーツで起こったように独自のチャンピオンシップを組織するかだ。エンジン、ギアボックス、ブランド、テクノロジー、組織、投資能力があるので、難しいことではない。問題は間もなく解決されると期待している」モンテゼーモロは、FIAの一部の派閥が、F1の“破壊”を防ぐことができると期待している。「我々は、これらの規約のもとで、フェラーリの権利が留意されなければ、来年のF1世界選手権に参戦しないだろうということを毎日繰り返しいてはいけない。ここの雰囲気は幸せなものなので、今日はF1についてはあまり話したくはない」「私は問題が解決されることを望んでいる。なぜなら、私は1973年にフェラーリのチームマネージャーとして仕事を始めたのだからね。我々はF1が始まったときから一度の中断もなくF1にいる優位の自動車メーカーであり、フェラーリにとってF1は、生命、血、DNAの一部だ」「私はあまり幸せではない。我々はあまり幸せではない。主に市民、観客にとっての状況には非常に不満だ。我々はF1をF3にしたくはない」「我々は維持するだけでなく、F1のDNA、テクノロジー、イノベーション、そして競争を改善させたい。非常に重要な方法でコスト上限を定めたい。あまりに離れすぎている。FOTAはエンジンとギアボックスのために一般的なコストの大部分を2009年に50%のコストを削減できることを強くデモンストレーションしていると思う」「我々はこの方向を続ける。我々はともに解決策を探したいし、FIAの内側には、トラブルを作らず、F1を破壊せず、問題を解決することが不可欠だと理解している十分に信頼できる人々がいると確信している」「誰もがF1で起こっていることを考えている。私にはその理由が理解できない。我々の状況は建設的であり、非常に明白だ。人々は6ヶ月ごとに変化する規約をこれ以上理解できない。ある日はKERS、ある日はスタンダードエンジン。コストと収入のバランスに目を向けながら、新規参入者を導いている」「私は新しいチームに非常に満足している。チームについて言えば、F1はF3ではないと言いたい」ル・マンがF1の替わりになるかとの問いに、モンテゼーモロは語る。「あまり多くのシリーズで勝利を試みて、最大限のレベルで競争できるとは思わない。F1、ル・マンのようなレース、アメリカ合衆国でのレースはかなりチャレンジングだと思う」「状況によるが、我々の意向はF1に参戦し続けることだ。それができない場合、インターネットで触れた世界中のティフォシに言わなければならない。フェラーリのDNAは競争だと。F1を辞めるなら、我々は何か他のレースをするだろう。ル・マンが最優先事項の1つであることは確かだ」関連:FOTA:FIA発表のエントリーに対する声明2010年 F1エントリーリスト発表