フェラーリが、2017年シーズンにむけてすでに問題を抱えていると噂されている。今週、トリノでF1タイヤサプライヤーの発表イベントが開催され、F1チーム代表が出席したが、そこにフェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネの姿はなかった。「マラネロから遠くにはいないが、我々にはやることが多く、行くことができなかった」とマウリツィオ・アリバベーネはビデオメッセージで説明したという。
フェラーリは、メルセデスとレッドブルを相手に“トリック”サスペンション論争を起こしているが、それがフェラーリが2017年F1マシンのデザインを基本的に誤ったとの噂を引き起こした。2016年の冬には勝利とタイトルに挑戦すると豪語していたフェラーリだが、今年の冬は控えめな冬を過ごしている。だが、Marca は「表現されているほどフェラーリが悪いとは思わない」とイタリアのメディア関係者のコメントを報道。噂ではフェラーリがすでに空力に問題を抱えており、バルセロナにむけて“Bスペック”のマシンに取り組んでいるとされている。だが、同紙は「それはBスペックではない」と主張。「新しい空力の可能性を発見しており、むしろ重要な進化だ」フェラーリの広報担当アルベルト・アントニーニは「良そうについて話すのは不適当です。レギュレーションは代わり、クルマは完全に異なります」とコメント。「我々は自分たちの能力をわかっており、どのようなクルマを造っているかもわかっています。チーム内において結果は予想と一致しています。ですが、他チームと比較するためにはバルセロナでのテストを待つ必要があります」