フェラーリは、F1アメリカGPでのキミ・ライコネンのピットストップの際に「危険なリリース」をしたとして、5,000ユーロ(約56万5,000円)の罰金が科された。 4位走行中のキミ・ライコネンが38周目に3度目のピットインを行った際、フェラーリは右リヤホイールがきちんと装着される前にピットのリリースしてしまった。キミ・ライコネンは、右リアタイヤにホイールガンが繋がっている状態で青信号を提示された模様で、ピットを出た後になってチームが停止を命じている。
その後、キミ・ライコネンはピットレーン出口を通過してすぐにマシンを止め、チームの指示によってマシンをピットレーンエリアまでバックさせてからリタイアした。「何が起こったのかまったくわからない」とキミ・ライコネンはコメント。「もちろん、調べなければならない。青信号がついたし、当然だけど青信号になったから僕は出ていった。でも、何が原因であれ、なぜライトがついたのか、なぜ準備ができていなかったのかはわからないし、理解していない」 「後になって火花が出て言えるのに気づいて、問題ないのか聞いた。そしたら、ホイールガンがらみで何かあると伝えられたけど、僕がストップしたときにホイールが100%そうあるべき状態になっていないのなら、ストップするしかなかった。どうしようもなかったのは残念だけど、どうしてそうなったのかについては調べて理解する必要がある。今後のためにも必要なものは変えられるといいね」 スチュワードは、フェラーリの話を聞き、ビデオを見て審議した結果、「メカニック全員がすべてのホイールを適切に装着し終わる前にマシンが送り出された」と結論付けた。キミ・ライコネンはすでにリタイアしていたため、フェラーリに5,000ユーロの罰金を科した。【動画】 フェラーリ、キミ・ライコネンのピットストップで失態関連:F1アメリカGP 結果:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン