フェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、フェラーリとメルセデスの差は0.1秒まで縮まっていると考えている。上海で開幕3連勝を果たしたニコ・ロズベルグのレースは、1コーナーでセバスチャン・ベッテルがチームメイトのキミ・ライコネンと接触したことで楽な展開となった。
フェラーリは予選でもレッドブルのダニエル・リカルドに2番手に飛び込まれ、フロントロー獲得のチャンスを逃している。1周目のインシデントからの巻き返しを見せたセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンは、それぞれ2位と5位でレースを終えた。しかし、マウリツィオ・アリバベーネは、週末を通したミスがなければ、メルセデスに勝負を挑めたはずだと述べている。「我々は予選でポールポジションを狙うことができた」とマウリツィオ・は Motorsport.comにコメント。「計算上ではわ我々とメルセデスの差は0.1秒だ。ドライバーのプッシュによって0にできる差だ。しかし、それは起こらなかった」マウリツィオ・アリバベーネは、両ドライバーが、メルセデスに近づこうと努力しているとは言い、レース中にピットレーンで遅いマシンを2台パスしたセバスチャン・ベッテルを称賛した。「セブとキミは一生懸命やっている。頻繁にマラネロに来て、エンジニアと多くの時間を過ごしている」「予選ではミスがあったが、レースはうまくやってくれた。ピットで2台を抜いたセブ(ベッテル)の判断は素晴らしかった。彼の報酬がカルロス・サインツより高い理通がわかるだろう」オーストラリアとバーレーンでどちらか1台がリタイアしていたフェラーリにとって、中国は今シーズンに2台揃ってチェッカーを受けた初のレースとなった。マウリツィオ・アリバベーネは、冬の間に大きなゲインを得ようとしたことで、信頼性を犠牲にするのはやむを得なかったと語る。「マシンは非常にいい。昨年、2016年の計画を立てた際、我々に2つのチョイスがあった。信頼性を優先するか、パフォーマンスを優先するかだ」「我々の場合、重要なのはメルセデスに追いつくことだったので、後者を選んだ。すでに良いパフォーマンスを持っていたメルセデスは信頼性に重点を置くことができただろう」「だが、我々は純粋なパフォーマンスに集中することを決めた。いくらかのリスクがあるのは覚悟していた」