フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、昨シーズンの遅い時期までSF15-Tの開発を進めたことにより、2016年F1マシンの開発作業に集中するのが遅れたと認めた。2014年を未勝利で終えたフェラーリだったが、2015年はセバスチャン・ベッテルが3勝を挙げ、コンストラクターズ選手権2位を獲得した。
だが、シーズン後半まで戦うために2015年F1マシンの開発を進めたことで、2016年にむけた作業に遅れが生じたという。しかし、セルジオ・マルキオンネは、それが今年の戦いに影響することはなく、メルセデスにチャレンジできると考えている。「マウリツィオ(アリバベーネ/チーム代表)は、2015年マシンを完成させるためにいくつかのものを遅らせた部分を話すことだろう」とセルジオ・マルキオンネはコメント。「きっと彼は不満を言わないだろう。2016年マシンのシャシーに関して、一部の作業の開始を少し遅らせた」「しかし、我々には規則の下で適切な作業を行うために必要な時間と資金は十分にある」「メルセデスに挑戦できると自信を持っている」「我々は、非常に明白なアイデアと解釈で2016年マシンにアプローチした」「マシンがメルセデスに挑戦できない可能性はないだろう。勝てるかどうかを決めることはできないがね」「適切な時期にマシンの開発をスタートしたという点で言い訳はしない」フェラーリは、2016年F1マシンをバルセロナでのプレシーズンテストでデビューさせるとしている。Auto Motor und Sport によると、正式名称とカラーリングがまだ発表されていないフェラーリの2016年F1マシンは、フロントサスペンションのレイアウトを大幅に再設計すると報じている。チーム代表のマウリツィ・アリヴァベーネは「名称とグラフィックはすでに決まっている。その時が来たら発表する」と述べた。
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