フェラーリは、エステバン・グティエレスをテスト兼リザーブドライバーに起用することを発表した。ザウバーは、2015年のレースドライバーにマーカス・エリクソンとフェリペ・ナスルを起用することを決定。エステバン・グティエレスとエイドリアン・スーティルはF1シートを失った。2013年と2014年にザウバーでレースをしたエステバン・グティエレスは、昨年のF1日本GPでポイントを獲得しただけだった。
しかし、エステバン・グティエレスは、2015年はフェラーリのテスト兼リザーブドライバーとして、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンを支える役割でF1キャリアを継続することになった。「このような特別な歴史があるスクーデリア・フェラーリ・ファミリー、チームの一員になることを光栄に思う」とエステバン・グティエレスはコメント。「僕の将来の新たな始まりだ。スクーデリアが設定する目標の達成に貢献できるように全力を尽くすつもりだ」「僕のポテンシャルを信頼してくれた全員に感謝したい。これは僕にさらに成長し、近い将来トップにたどり着く素晴らしい機会をもたらしてくれる」フェラーリの新チーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、エステバン・グティエレスの役割は、フェラーリでのシミュレーター作業も含まれると述べた。「我々は、若いが、新世代のF1カーで多くの経験を積んでいるエステバンにこの機会を提供できることを嬉しく思う」とマウリツィオ・アリバベーネはコメント。「彼はシミュレーターでチームの開発作業に重要な貢献をしてくれると確信している」「また、エステバンを迎えることは、メキシコ出身のドライバーへのフェラーリの門戸を開くことを意味する。メキシコには50年前にロドリゲス兄弟が活躍した時代のようにスクデーリアのファンがたくさんいる」