フェラーリの新社長セルジオ・マルキオンネは、2015年のプロジェクトに懸念を抱いているようだ。Autosprint は、“666”というコードネームをつけられたフェラーリの2015年F1マシンは、風洞ではじきだされた数字によれば、今年のF14 Tを上回らないかもしれないと報じた。La Gazzetta dello Sportは、ルカ・ディ・モンテゼーモロと交代したセルジオ・マルキオンネが、2015年のF1プロジェクトの最初に見えてきた数字を警戒していると伝えている。
また、2015年F1マシンの略図を見たセルジオ・マルキオンネは「これは今年のマシンか? それとも来年のか?」と尋ねたとされている。2014年のフェラーリは常に危機にさらされてきた。ステファノ・ドメニカリ(元チーム代表)とルカ・ディ・モンテゼーモロ、ルカ・マルモリーニ(元エンジン部門責任者)が去り、さらにはフェルナンド・アロンソもチームから去ろうとしている。そして、次はチーフデザイナーのニコラス・トンバジスの番だという見方がある。一方、ジェームス・アリソンがテクニカル部門における明確なリーダーシップを保証されて以来、パット・フライの仕事にも暗雲が立ち込めていた。2015年F1マシンのうわさについて聞かれたパット・フライは「大きなギャップを巻き返さなければならない。それなりにうまく進んでいると思う」と述べた。また、ニコラス・トンバジスの噂について、フェラーリのスポークスマンは「現在、トンバジスはフェラーリのチームデザイナーです。それ以外に語ることはありません」と Marca に述べた。