フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は、自身の将来についての噂を一蹴した。ルカ・ディ・モンテゼーモロが、F1イタリアGP予選日に合わせてモンツァを訪れるのは長年の年中行事だが、これが最後の訪問になるとの噂が飛び交っている。ルカ・ディ・モンテゼモーロが、他の幹部たちと政策に関して対立していると報じられる一方、イタリアの航空会社『Alitalia(アリタリア)』の新CEOに就任するためにフェラーリを離脱するとの報道もある。
「アリタリア? 明日の午後に彼らの便に乗りたいと思ってはいるがね」とルカ・ディ・モンテゼモーロはジョークを交えてコメント。「私についての噂? ここ数日はずいぶんと騒がれているが、私には行き過ぎに見える。私は働くためにここにいる。今日、明日、そしてこれからもね」 「10月にロサンゼルスで大きなフェラーリのイベントを開く準備を進めており、パリのオートサロンにも我々のクルマを出展する。そして、私は3月に株主たちやフェラーリの人々へ向けて、さらに3年とどまることを約束している」「何かニュースがあれば、最初に皆さんにお伝えしよう」 またルカ・ディ・モンテゼーモロは、カメラマンに絶好の決定的瞬間も提供した。予選前、フェラーリのガレージでエースドライバーのフェルナンド・アロンソと長い抱擁を交わした。これはフェルナンド・アロンソに目を向けるマクラーレンなどのライバルチームに対するメッセージかもしれない。「彼には2016年まで契約があるし、私と同じものを望んでいる。すなわち、もっと競争力のあるマシンだ」とルカ・ディ・モンテゼーモロは述べた。