苦戦するレッドブル同様、フェラーリもエンジン問題から抜け出し、取り除くことを目指している。V6パワーユニットをルノーから供給されているレッドブルとは異なり、フェラーリはシャシーとエンジンをマラネロの同じ屋根の下で製造しているが、それはフェラーリが外部のパートナーにまったく頼っていないという意味ではない。
Autosprint は、フェラーリが、苦戦するF1エンジンのコンポーネントの潜在的な代替サプライヤーとの交渉を始めたと報じている。「フェラーリには歴史的なパートナーがいる。だが、何かが変わらなければならない」と同誌は報道。メインの罪人は、現在のフェラーリのターボチャージャーを設計するアメリカ企業ハネウェルだと主張している。「F1で勝つためには、我々のパワーユニットシステムに弱点があってはならない」とフェラーリのエンジン責任者ルカ・マルモリーニは年初に述べていた。しかし、今週フェラーリのチーム代表マルコ・マティアッチは「どこか1つのセクターを非難したくはない。それは正しくないと思う。だが、メルセデスのパワーユニットの方がうまく機能しているのは疑いのないことだ」コメント。マティアッチの前任者ステファノ・ドメニカリは、フェラーリは回復への長い道のりに直面していると語る。フェラーリを離脱してからあまり表に出てこなかったステファノ・ドメニカリだが、今週ミュンヘンで開催されたFIAカンファレンスに出席。「昨年言っていたが、技術面が大きく変化したので、序盤で強いチームがシーズンのアドバンテージを維持するのは明らかだった」「メルセデスは素晴らしい仕事をしたし、彼らは長い間このアドバンテージを保っていくだろう。レギュレーションが多かれ少なかれ凍結されているこの状況でギャップを縮めるのは非常に難しい」