フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、すでに焦点を2015年に向か始めていることを示唆した。新しいV6ターボF1時代のスタートで躓いたフェラーリは、現在、コンストラクターズランキングで3位につけているが、独走中のメルセデスとそれを追う王者レッドブルとの差は大きい。先週末のF1カナダGPでは“Bスペック”と呼ばれるほどの大幅な改良を施したマシンを持ち込んだフェラーリだが、それでもF14 Tはジル・ビルヌーブ・サーキットで苦戦した。
F1カナダGPでのアップデートは、2014年のタイトルに向けたフェラーリの最後の賭けだったとみなされており、これからは2015年プロジェクトにより多くの注意が向けられる可能性がある。ルカ・ディ・モンテゼモーロもこれを否定しない。 「短期的に奇跡を起こすことはできないだろう」とルカ・ディ・モンテゼーモロは Tuttosport に語った。「だが、我々は今年の内容が十分ではなかったことを認識したうえで、未来のために努力している」 「我々は難しい状況にある。だが、言葉にするよりもやるすべきことの方が多い」 だが、ルカ・ディ・モンテゼモーロは、フェラーりが2014年マシンの改良をやめるわけではないと述べた。 「改善しなければならないことが今年は多くある」とルカ・ディ・モンテゼーモロは La Repubblica に述べた。「決意を持ってこのプランを追求しなければならない」 ルカ・ディ・モンテゼーモロは、新チーム代表のマルコ・マティアッチも“来年の非常に大きなチャレンジ”を見据えているとはいい、“多数のエリアでやるべきことが非常に多くある”と語った。 「とりわけ、来年はマシンとエンジンをもっとうまく統合させなければならない」
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