フェラーリ F14 Tがドライビングスタイルに合っていないとされるキミ・ライコネンだが、フェラーリのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・アリソンは、単純にライコネンはフェルナンド・アロンソよりも遅いだけと述べた。今年、フェラーリにおけるキミ・ライコネンとフェルナンド・アロンソのチーム内バトルはシーズンのハイライトになると考えられていた。
しかし、ここまでのところ、キミ・ライコネンは、フェルナンド・アロンソに“完敗”している。キミ・ライコネンは、今週末のF1カナダGPで200戦目を迎えるが、ジェームズ・アリソンは、キミ・ライコネンの現在の問題は、不運もしくは特定の技術的なものであるとの見方を否定した。「フェルナンドよりも苦しんでいると言うことが完全にフェアだとは思わない」とジェームズ・アリソンは Telegraph に述べ、全てのF1ドライバーが、トルクが増大したことによるグリップの低い今年のクルマで類似した問題に取り組んでいると述べた。「グリップは本当に一握りしかないし、グリッドの前後に関わらず、全員にとって快適なものではない」「キミがブレーキング、ダウンシフトでクルマに抱えている問題は、フェルナンドと同じであり、他チームの他のドライバーが経験しているものともほとんど同じだ」「彼は現時点でフェルナンドよりも少し遅い。だが、シーズンが進んでギャップは縮んでいる」
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