フェラーリの一番の問題は、新しいV6ターボ F1エンジンのオーバーウェイトにあると Auto Motor und Sport が報じている。同紙にると、13kgという“パワーユニット”の余分な重量とそれによるスピード不足に、カスタマーであるザウバーとマルシャが苦戦しているだけでなく、フェラーリ自身も驚いているという。
フェラーリは、ドライバーの体重を加えた2014年F1マシンの最低重量を691kg以上に引き上げる案に反対していた。開幕戦でなんと5位でフィニッシュしたフェルナンド・アロンソはメルボルンは「ベッテルとハミルトンより12ポイント多く稼げたのはポジティブだ。でも、ロズベルグには35秒も足りない。それは懸念材料だ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「メルセデスエンジンは別のカテゴリーだ。フォース・インディの後ろにいたとき、抜くのは不可能だった」フェラーリのテクニカルディレクター、ジェームズ・アリソンも「メルボルンでの我々の競争力は受け入れられるものではなかった」っと認める。だが、フェラーリが、エンジンを軽量化するのは難しいかもしれない。すでに2月末の“凍結”期限は過ぎており、今後変更できるのは安全性の向上、コスト削減効果と信頼性の改善が認められた場合のみとなっている。一方で、チャーリー・ホワイティングは、トラブルが多発したルノーからメルセデスまで、3つのF1エンジンメーカーすべてが早くもFIAに変更を申請していることを明らかにした。「最終的にそれを決めるのは私たちだ」とチャーリー・ホワイティングは述べた。