フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、フェルナンド・アロンソとキミ・ライコネンの共存は危険をはらんでいる可能性があると認める。2014年、キミ・ライコネンがフェラーリに復帰し、フェラーリはF1で唯一の二人のチャンピオンを起用するチームとなる。以前、“同じ鶏小屋の2羽の雄鶏を入れる”に対して警告していたルカ・ディ・モンテゼーモロは、2人のチームプレイヤーを望んでいると述べた。
「アロンソとライコネンをまとめることは危険をはらんでいるかもしれない」とルカ・ディ・モンテゼーモロは認める。「だが、F1では...全てのことが潜在的に危険だ」「フェルナンドは、自分自分のためではなく、フェラーリのために走ることをわかっていると思う。ライコネンは、自分のキャリアの後半に差し掛かっており、経験と責任において、非常に重要な2年であることをわかっている」ルカ・ディ・モンテゼーモロは、キミ・ライコネンを完全なモチベーションがあり、集中している“非常に正しい人物”だと述べ、フェルナンド・アロンソには、ライバルに対しての孤独な戦いではなく、キミ・ライコネンの才能が、彼をハードにプッシュするだろうと考えている。「(チーム代表ステファノ)ドメニカリは、彼ら二人と非常にはっきりと話をしている」「彼らにはフェラーリのために走るという名誉と責任があるし、すべてのドライバーが、自分自身のためではなく、チームのために走らなければならないことを知っている」「ドライバーが自分のために走りたいのであれば、可能性はたくさんある。自分のチームを持つこともできるし、他のチームに移籍することもできる。だが、フェラーリにおいては、それらが規則だ」フェラーリは、キミ・ライコネンが1月28日にスタートする2014年最初のヘレステストの初日と2日目に走行を担当。フェルナンド・アロンソは、ヘレステストでは後半の3日目と最終日に2014年F1マシンを走らせる。