フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、フェラーリのファクトリープロトタイプカーが“遅かれ早かれ”ル・マンに復活することになるだろうと述べた。ルカ・ディ・モンテゼーモロは、2014年のLMP1規約集に則って作られ、F1の新しい1.6リッター V6ターボエンジンを搭載するLMP1カーの技術をすでに開発していることを認めた。
「我々はいくつかの技術革新に取り組んでおり、現在テストをしている。理論的にル・マンについての可能性を考えるのは今回が初めてだ」とルカ・ディ・モンテゼーモロは述べた。「規約が私が考える正しい方向に進んでいるかどうか可能性について考え始めるのに数週間あった。遅かれ早かれ、勝利のためにフェラーリのクルマでル・マンをやるかもしれない」ルカ・ディ・モンテゼーモロは、2015年に導入が予定されているF1の予算キャップが、フェラーリにル・マンを含めた世界耐久選手権でのLMP1プログラムに着手するキャパシティを与える可能性があると説明した。「私は100人にここを去って仕事を見つけろと言うことはできない。それは身内の何名かがその方向で働く可能性とも言える」ルカ・ディ・モンテゼーモロは、1973年以来となるフェラーリのファクトリープロトタイプは、2016年までに実現することはないだろうと述べた。2014年にF1とLMP1に導入される新しいレギュレーションは、どちらもハイブリッドシステムによって回生させるエネルギーの量が増加する。アウディとポルシェの新しいLMP1カーは、来年F1で使われる排気エネルギーを電気エネルギーに変換するMGUと類似したテクノロジーを利用する。
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