ニコ・ヒュルケンベルグが2013年の最終2戦でロータスでキミ・ライコネンの代役を務めるのを阻んだのはフェラーリだったのではないかと言われている。ロータスとフェラーリは、数百万ユーロをかけてコンストラクターズ選手権3位を争っていることから、パドックでは両チームに関する噂がいろいろと囁かれている。
最初に噂されたのは、すでにキミ・ライコネンと2014年のドライバー契約を締結しているフェラーリが、キミ・ライコネンに対して早期に背中の手術を受け、オースティンとブラジルを欠席するよう奨励したというもの。ロータスはニコ・ヒュルケンベルグに代役を打診していたことが明らかになっているが、ニコ・ヒュルケンベルグはロータスのオファーを蹴ってザウバーとの契約をまっとうすることを決断している。ザウバーは、ニコ・ヒュルケンベルグに報酬を支払っていないため契約に違反していると考えられているが、ニコ・ヒュルケンベルグのマネジャーを務めるヴェルナー・ハインツは、最終2戦のロータス移籍は契約違反にあたると Sport1 に語った。「当然、そういうことになる。ただ、ザウバーが邪魔することはなかっただろうとも思う」現在、大きな話題になっているのは、実際にはフェラーリが邪魔していたのではないかというもの。フェラーリが、ザウバーにエンジンを供給していることから「ヒュルケンベルグの未払いの報酬はフェラーリが尻ぬぐいをしているため、ロータスに雇われることはできない」と Bild は報じている。実際、ニコ・ヒュルケンベルグは、今週にエンストンでシート合わせを行ったとさえ言われており、ロータスに移籍する方向に進んでいたと考えられている。Auto Motor Und Sport は「他人にはこのプラン変更の理由を推測することしかできない。オースティンでは水曜日、ザウバーが土壇場でヒュルケンベルグに報酬を支払ったと言われている」と報道。また< i>blogf1.it は「我々の情報筋によると、その資金はマラネロから直接送られたそうだ」と報じた。関連:ニコ・ヒュルケンベルグ、ロータスのキミ・ライコネンの代役を断る