フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、2014年からチームに加入するキミ・ライコネンを1980年代序盤のマクラーレン時代のニキ・ラウダになぞらえ、キミ・ライコネンがフェルナンド・アロンソを倒すのは可能だと考えている。フェラーリは、2014年のフェルナンド・アロンソのチームメイトにキミ・ライコネンを起用することを発表。グリッドで最もエキサイティングなペアが誕生する。
キミ・ライコネンが最後にフェラーリでドライブしたのは2009年。このシーズン限りでキミ・ライコネンは、フェルナンド・アロンソへ跳ね馬のシートを譲るカタチでF1を離れ、WRCで2シーズンを過ごした。 ルカ・ディ・モンテゼーモロは、キミ・ライコネンのキャリアが3度のワールドチャンピオンであるニキ・ラウダと同じ軌跡を描いていると考えている。ニキ・ラウダは、ダブルチャンピオンとして1979年末にF1を引退したが、2年後にマクラーレンからF1復帰。1984年、大方の予想に反してニキ・ラウダはアラン・プロストに0.5点差で再びタイトルを獲得している。「ライコネンはほぼラウダと同じケースだ。ニキもある時点で“もういい”と言った。F1に飽いていたんだ」とルカ・モンテゼーモロは Gazzetta dello Sport に勝った。「(2009年に)私はキミの双子の兄弟と話をした。彼は(2007年に)我々が雇用したドライバーとは別人だった」「空白を置いたのは良かった。彼はトップに復活し、勝利し、多くのレースを完走した。私はマッサを失うことを後悔させないドライバーを求めている。それで、彼がここにいる。私が望むのは勝利、安定したパフォーマンス、表彰台だ」「アロンソが最初に恩恵を受けるだろうし、私はライコネンが我々のもとに戻ってくるのを嬉しく思っている。彼が良い思い出を残してくれたので、フェラーリのメンバーもこのニュースを歓迎している」「ラウダに話しを戻せば、新たなエネルギーとともに戻ってきたとき、彼はプロストを抑えてタイトルを勝ち取った...」チーム内部で不和が生じることの懸念の声もあるが、ルカ・モンテゼーモロは、フェルナンド・アロンソはキミ・ライコネンの加入に満足していると主張する。 「我々はアロンソに知らせることなくドライバーを雇うほどマゾヒスティックではない。フェルナンドは常にライコネンというチョイスを把握していたし、若手の起用ではワールドチャンピオンシップに確実性がもたらされないことを知っている」「ライコネンは今や、アロンソ、ベッテル、ハミルトンと並ぶ最強ドライバーの一人だ。アロンソは彼の加入を真っ先に喜んだよ」