フェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、セバスチャン・ベッテルが次の次のフェラーリ“ナンバー1”ドライバー候補だと認めた。 「もしも明日、フェルナンドがなんらかの理由、例えばガールフレンドとハワイに引っ越すなどで引退するなら、ベッテルが欲しいね」とルカ・ディ・モンテゼーモロ Auto Motor und Sport に笑って述べた。
しかし、フェラーリは、フェルナンド・アロンソと長期契約を結んでおり、フェラーリはアロンソに十二分に満足している。「彼には心から満足している」とルカ・ディ・モンテゼモーロは同委。 「彼は単なるドライバー以上の存在だ」 ルカ・ディ・モンテゼーモロは、過去にフェラーリで活躍したニキ・ラウダやミハエル・シューマッハの名を挙げ、フェルナンド・アロンソは“両者の要素を少しずつ!持っていると述べた。だが、レッドブルとの契約下にありながら、フェラーリへの移籍の噂が絶えないセバスチャン・ベッテルへの賛辞も忘れなかった。「彼は若い。地に足がついているし、勝つための不屈の精神を持っている」「シューマッハはカート時代から彼を知っており、数年間に注目すべきだと私に教えてくれた。実際、ミハエルは正しかったね」ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェラーリのウイッシュリストではルイス・ハミルトンよりセバスチャン・ベッテルの方が上だと述べた。「彼の方が若いからだ。それにハミルトンがフェラーリに来るとすれば、彼にとって3番目のチームとなる。3つ目のチームにたどり着く頃というのはすでにキャリアの後半に入っている」ルカ・モンテゼモーロは、セバスチャン・ベッテルが2012年のタイトル争いでフェラーリが“汚い手”を使ったと批判したことなど気にもしていないようだ。「戦いで気持ちがたかぶっている時は感情的な発言をしてしまうものだ」 だが、ルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェルナンド・アロンソとセバスチャン・ベッテルを組ませることは考えてはおらず、そのようなスター同士のラインアップは“難しい”と述べた。今のところフェリペ・マッサの仕事は安泰ということになるが、ルカ・ディ・モンテゼモーロは、フェラーリドライバーとなる可能性を秘めた若手にも目を光らせていることをほのめかした。 ルカ・ディ・モンテゼーモロは、セルジオ・ペレス、ニコ・ヒュルケンベルグとロマン・グロージャンに注目しているようだ。「来年は、新しいドライバーペアが2組半生まれる。マクラーレンのペレス、メルセデスのハミルトン、そして半分は我々の“ニュー”マッサだ」「ヒュルケンベルグが我々のエンジンを使うザウバーでどのような走りをするか非常に興味がある。それから今年は1周目で少々速すぎた若者にも注目している」とルカ・ディ・モンテゼーモロはロマン・グロージャンに言及して微笑んだ。
全文を読む