フェラーリは、F1イタリアGP決勝レースで、フェリペ・マッサが6位、キミ・ライコネンは9位だった。6番グリッドからスタートしたフェリペ・マッサは、ハミルトンの猛追を退け、6位を死守。ドライバーズチャンピオンシップでハミルトンに1ポイント差まで迫った。一方、14番グリッドからスタートしたキミ・ライコネンは、序盤にペースを見いだすことができず、後方グループでのレースとなった。スタンダードウェットに履きかえたあとは、力強いペースをみせたが時すでに遅し。9位ノーポイントでレースを終えた。
ライコネンは、今回のイタリアGPのノーポイントで、事実上、チャンピオンシップ争いから脱落したといえる。フェリペ・マッサ (6位)「タフなレースだった。もっとうまくやりたかったけど、より悪くなりえたことも気付いている。最も近いライバルに対してポイントを獲ることができたので、実際にはネガティブな結果ではない。通常のコンディション、言い換えるとドライでは、表彰台にたどり着くことができたと思う。最初のパートでは、あまりグリップがなくて苦労した。ロズベルグをオーバーテイクしたときの事故で、チームがポジションを戻すように伝えた時、数秒を失った。最初のピットストップのあとだったから、たぶんそれが決定的な瞬間だった。トラフィックに捕まってしまった。それに加えて、エクストリームウェットからスタンダードウェットに切り替えたとき、1ストップを選んだ人にアドバンテージがあった。セカンドパートで、ハミルトンが速く接近してきているのがわかったけど、ミラーがあまりに汚れていて、彼を見ることができなかった。幸運なことにロブがリアルタイムに状況を説明してくれて、僕を助けてくれた。そのあと彼は少し後退した。僕はハイドフェルドを攻撃しようとしたけど、そのあとあまりリスクを冒すのは価値がないと考え、ただ完走する方を選んだんだ。」キミ・ライコネン (9位)「難しいレースだった。スタートのコンディションで、過去にもあったように、タイヤの温度を維持することができず、全体的にグリップが不足していた。コンディションが変化することを期待してトラックに留まざるを得なかった。そうなったとき、残念ながらポイントフィニッシュを狙うには遅すぎた。マシンはうまく働いたけど、グリップがなければどうすることもできない。今、ドライバーズチャンピオンシップの状況はさらに難しくなったけど、いつもどおり全力を尽くし続けるつもりだ。」