フェラーリは、2012年シーズン前半戦で最速でピット作業を終えている。現在、ドライバーズチャンピオンシップでフェルナンド・アロンソが首位に立っているフェラーリだが、Auto Motor und Sport は、フェラーリのタイヤ交換クルーは、現チャンピオンのレッドブルよりもピットストップ1回につき平均約0.2秒速いとしている。
昨年の同じランキングでフェラーリは、ピットストップは「中段」とされており、これは大きな改善である。2011年はメルセデスが最速だったが、今年は4位に後退。フェラーリよりも0.3秒以上遅く、フォース・インディアにも負けている。ウィリアムズの元テクニカルディレクターであるサム・マイケルが指揮するマクラーレンのクルーは、F1ドイツGPで2012年の最速ピットストップを記録(ジェンソン・バトンの2.40秒)しているが、平均ではトロ・ロッソより下位の6位であり、フェラーリのクルーよりも0.7秒以上遅い。少ない予算のチームはピット作業も遅くなるようで、ケータハムのピットストップは、レッドブルより平均1.75秒遅く、マルシャ(2.28秒遅れ)、HRT(3.28秒遅れ)が下位を占めている。ピットミスが目立ったザウバーは、ケータハムより遅い10位だった。チーム名平均時間(秒)1位との差(秒)1フェラーリ3.70-2レッドブル3.880.183フォース・インディア3.950.254メルセデス4.040.345トロ・ロッソ4.410.716マクラーレン4.420.727ウィリアムズ4.450.758ロータス4.490.799ケータハム5.451.7510ザウバー5.461.7611マルシャ5.982.2812HRT6.983.28
全文を読む