フェラーリは、F1イギリスGPの予選で、フェルナンド・アロンソがポールポジションを獲得。フェリペ・マッサが5番手だった。フェルナンド・アロンソのポールポジションは、2010年のF1シンガポールGP以来。通算で21回目のポールポジション獲得となった。フェルナンド・アロンソは、このポールポジションを同郷のドライバーで、先日のテストで重傷を負ったマリア・デ・ヴィロタに捧げると述べた。
フェルナンド・アロンソ (1番手)「まず始めに、このポールポジションは本当に困難な時間を経験しているマリア・デ・ヴィロタに捧げたい。今日、僕たち全員が悲しみを感じているし、僕たちの想いは彼女と彼女の家族とともにある。ポールは驚きだった。このようなコンディションでは何が起きるか決してわからない。午前中、ドライではマシンはとても良かったけど、ウェットではまったく異なる可能性がある。マレーシアとムジェロテストを考えれば、F2012が雨で悪くないことを示していたとしてもね。今日の午後は、正しいタイミングで正しいタイヤを履き、正しい場所にいなければならなかったし、それを成功させるにはちょっとした運が必要だった。Q2開始時のスピンや中断後に間一髪でQ3になんとか入り込めたようにね。最後は前にマシンがいたし、視界もとても悪くて、最終コーナーでは黄旗も出ていたけど、最終的になんとか次のステージに進むことができた。今日のポールは重要だ。たとえ普通ではないコンディションでのものだということはわかっているとしてもね。トップとのギャップを縮めたと言えるためにはドライでポールを獲得する必要がある。明日は誰よりも前でスタートするので退屈なレースになってくれるといいね」フェリペ・マッサ (5番手)「チームにとっては素晴らしい結果だ。赤旗が振られたときは、僕もフェルナンドもQ3外にいたんだからね。Q2のラスト数周のリスタートでは良い仕事ができたし、Q3では常にポールポジションを争うポジションにいたけど、まさに最終コーナーでリアホイールをロックさせてタイムを失ってしまった。それでも5番手には満足している。明日もコンペティティブだと思うし、特にこのマシンはこの種のトラックに適している。カナダ以降、F2012は大きく改善しているし、結果を見てもそれは明らかだ。Q2の中断は正しい判断だったと思う。もう少し速くても良かったかもしれない。あの時のメインストレートでのアクアプレーニングは信じられないくらい酷かった。レースコントロールは、確実に実行可能なコンディションにすることにおいて素晴らしい仕事をした。そのおかげで、観客も彼らの熱意に応えるような光景を見ることができた。僕たちドライバーにとって中断は退屈だったけど、雨がいかに激しかったかを考えれば、グランドスタンドのみんなにとってはさらに最悪だったね!」 関連:F1イギリスGP 予選:フェルナンド・アロンソがポールポジション
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