フェラーリの社長であるルカ・ディ・モンテゼーモロは、モンツァテスト最終日を訪れ、2009年も同じラインナップで挑むだろうと語った。モンテゼーモロは、不調のキミ・ライコネンに代わりフェルナンド・アロンソが加入するとの噂に答えた。ライコネンが来年もフェリペ・マッサのチームメイトでいるかと問われたルカ・ディ・モンテゼーモロは、「もちろん、イエスだ」と述べた。
ライコネンは、モンテゼーモロの発言に驚いた様子は見せなかった。「僕にとって、何も変わっていない。僕にはずっと2009年の契約がある。」そして、フェラーリ社長との会談に関して、「特になにもないよ」と付け加えた。モンテゼーモロは、イタリアのサーキットで会ったのはライコネンだけではない。彼はパドックでアロンソを温かく歓迎し、マクラーレンのルイス・ハミルトンにさえ挨拶した。しかし、彼は、アロンソがフェラーリとの契約を詰めているとの最近の推測を払いのけたがっている。「彼のような偉大なチャンピオンがバレンシアでトップ10にいないのは残念な気分だ。しかし、フェラーリにとっては、リラックすることができるね。」モンテゼーモロは、マッサの状態を「タイトルの準備は整っている」と認めたが、最高給取りのフェラーリドライバーについて、あれこれ書かれていることには批判的な姿勢をみせた。「誰がワールドチャンピオンなのか、忘れてはいけない。彼がフェラーリに加入して初年度(2007年)には勝利をほとんど予想されていなかった」「キミにはモチベーションがある。我々は彼が予選でより上位にいくのを手助けするために懸命に作業しなければならない。私は、特に新しいサーキットは好きなところではないし、F1にとっても良くはない。オーバーテイクができないし、10戦中9戦はポールを獲得したドライバーが優勝している」 彼はまた、2008年のマッサの攻撃バランスのために、マッサが“ナンバー1”待遇を受けられるという話を軽くあしらった。「これはラウダとレガツォーニの古き時代からのテーマだ。序列を決めるのはラップタイムだ。社長ではない。シューマッハ、バリチェロ、ライコネン、マッサ、彼らはみなフェラーリのためにレースをしている」