フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長は、アルファ ロメオのF1復活について改めて言及した。セルジオ・マルキオンネは、アルファ ロメオF1チームを若手イタリア人ドライバーの育成の場に用いるというアイデアについて語った。だが、どのようなプロジェクトであっても、まずはアルファ ロメオが本業である市販車事業で成功を収める必要があるとセルジオ・マルキオンネは語る。
「まもなく市販車の発表が行われるので、現在、すでに財政面で多くのコミットメントがある」「ジュリアとステルヴィオの発表があるので、少し待たなければならないが、アルファ ロメオをF1に復帰させられることを期待している」フェラーリは、2017年にイタリア人の若手、アントニオ・ジョビナッツィをサードドライバーに起用。ドライバー・アカデミーには、シャルル・ルクレール、アントニオ・フォコが所属している。「F1でのアルファ ロメオは、若いイタリア人ドライバーの素晴らしい繁殖地になるかもしれない」とセルジオ・マルキオンネはコメント。「そのベストのひとりであるアントニオ・ジョビナッツィは、すでに我々といる。だが、彼の他にもいるし、彼らは居場所を見つけるのに苦労している。アルファ ロメオは、我々のカスタマーチーム以上のものとなり彼らにそのスペースを提供することができるだろう」「また、我々はアルファ ロメオがどのようにフェラーリと協力できるかを理解するために(マティア)ビノットと(マウリツィオ)アリバベーネとも話をしている」アルファ ロメオのF1参戦は、伸びゆく才能のためのF1へのアクセスと出口を提供するかもしれないが、セルジオ・マルキオンネは、そのアプローチは、レッドブルとトロ・ロッソのそれとは異なると主張する。「我々は、フェルスタッペンにおけるレッドブルのマルコの経験を模倣しようとはしていない。あれはユニークなケースであり、我々がそれを繰り返すことはできない」「我々はジョビナッツィを気に入っている。彼は素晴らしいドライバーだ。スクーデリアには、関与する準備が整っている若いドライバーの集団が必要だ。2017年末にキミがレースを続けるかどうかはわからない」「その一方で、セバスチャンはクルマにもっと良いフィーリングを見つけなければならない。彼には2017年マシンとの良い関係が必要だ。我々は彼に多くのオンがあるし、それができるクルマを彼に与えたい」