フェリペ・ナッセは、F1を引退するというニコ・ロズベルグの決定が、2017年にF1に留まるためのチャンスを高めてくれると述べた。ニコ・ロズベルグが引退するまで、ブラジル銀行のスポンサーを失ったフェリペ・ナッセは、ザウバーでの居場所を失うことは確実だとみられていた。しかし、現在、メルセデスは、ニコ・ロズベルグの後任を獲得するべくドライバー市場をかき乱しており、フェリペ・ナッセはそれが自分にとってチャンスでもあると認める。
「誰かが彼のスペースを埋めなければならない」とフェリペ・ナッセは Globo にコメント。「それはマーケットにいくつか動きを引き起こすはずだ。この状況によって、僕たちはここブラジルで働き続けるためのわずかな時間を得ることができた」フェリペ・ナッセは、自分がF1に留まるためのベストなチャンスは、ザウバーもしくはマノーだと認める。「僕たちはザウバーとマノーの両チームと話をしている。でも、チームとの近さで言えば、プライオリティはザウバーだ」ザウバーは、2017年のドライバーとしてマーカス・エリクソンしか確定させていない。フェリペ・ナッセは「彼らはまだパートナーを引き入れることができるドライバーは探している。僕がそうしたようにね」と認める。フェリペ・ナッセは、F1ブラジルGPでの9位入賞によってザウバーをコンストラクターズ選手権10位にしたことで、財政的なボーナスがあることに言及した。「9位は勝利のようなものだった。まるでボーナスのようなものだよね? チームのためにそれ以上のスポンサーシップをアレンジすることはできなかった」ザウバーは、当初パスカル・ウェーレインの起用を検討していたが、ニコ・ロズベルグの引退により、一旦保留に。メルセデスは、バルテリ・ボッタスを獲得する代わりに、エンジン価格の値引きとパスカル・ウェーレインをウィリアムズに送り込むという条件を提示したが拒否されたとされている。仮にバルテリ・ボッタスがメルセデスに移籍した場合、その空席にはフェリペ・ナッセの名前も候補に挙げられている。
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