山越陽悠(ファン・アメルスフォールト)は、2026年FIA F3第4戦オーストリア大会の予選で自身初となるポールポジションを獲得した。日本人ドライバーとしてもFIA F3史上初のポールポジションとなる歴史的快挙で、決勝を最前列から迎える。予選後の記者会見で山越は、「言葉では表現できない」と喜びを語るとともに、前戦バルセロナから続く好調な流れや、タイム抹消から新品タイヤ投入を決断した舞台裏、そして日本人初のポールポジションへの特別な思いを明かした。
「日本人初のポールは最高の気分」山越は、予選を振り返り、ポールポジション獲得の喜びを率直に語った。「本当に最高です。言葉では表現できません。特にバルセロナ・カタルーニャGPから自信を持てていましたし、マシンのパッケージもとても良かったです。その勢いをレッドブル・リンクまで持ち込めたことが良かったです」しかし、最後のアタックではミスもあったという。「最後のプッシュラップではミスをしてしまいました。だから、あとは結果が残ることを祈るしかありませんでした。そしてポールポジションが決まった瞬間、本当に言葉では言い表せない気持ちになりました。本当にうれしいです」さらに、日本人初となるFIA F3ポールポジションについて、次のように喜びを表現した。「FIA F3の歴史で日本人初のポールポジションですから、本当に、本当に最高の気分です」タイム抹消で戦略変更 新品タイヤ投入が奏功今回のポール獲得は、当初のプランどおりではなかった。山越は最初のアタックでトラックリミット違反によりタイムを抹消され、急きょ新品タイヤを追加投入する判断を下した。「本来はタイヤを2セット使う予定ではありませんでした。でも最初のアタックでミスをして、トラックリミットでタイムを失いました。最後のアタックは渋滞になることも分かっていましたし、実際にかなり混雑していました。そこで念のため新品タイヤを履くことを決め、そのタイムがポール獲得につながりました」予選終盤は各車がスリップストリームを求めてコース上に集中し、多くのドライバーが渋滞に苦しんだが、山越とチームは戦略変更を的確に成功させ、最速タイムを守り切った。ルーキーイヤーで予想外の快挙また、ファン・アメルスフォールトにとっても、2022年バーレーン大会以来となるFIA F3でのポールポジションとなった。山越は、シーズン前にはこの結果を予想していなかったと明かし、チームの働きを称えた。「正直、ルーキーシーズンでポールポジションを獲れるとは思っていませんでした。カンポスやトライデントは昨年も強かったので、今年も強いだろうと考えていました。でもチームはシーズン開幕から本当に素晴らしい仕事をしてくれました。その積み重ねで自信がつき、僕たちは良いスピードを取り戻せたと思います」山越は開幕から着実に競争力を高め、オーストリアで日本人初となるFIA F3ポールポジションという歴史的な結果を残した。決勝では自身初優勝、そして日本人初のFIA F3優勝を目指し、ポールポジションからスタートする。【関連】・山越陽悠がFIA F3で日本人初ポール獲得 ウゴチュクウを0.015秒差で抑える
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