高星明誠が、2017年の全日本F3選手権のドライバーズチャンピオンを獲得した。今年、B-MAX RACING TEAM WITH NDDPから全日本F3選手権に参戦した高星明誠(たかぼし みつのり、24歳)は、23日(土)にスポーツランドSUGOで行われた第19戦の決勝で4位でフィニッシュ。3ポイントを加え145ポイントとし、翌日の最終戦を残して2017年ドライバーズチャンピオンを確定させた。
高星明誠 (2017年ドライバーズチャンピオン)今はまだ全然実感がありません(笑)。レース直後はチャンピオンを決められたと思っていませんでしたし、宮田選手がファステストラップを獲ったということを聞いて『もしかしたら』と思ったくらいです。ピットに戻ったらみんながホッとしていたので、『獲れたのかも』と思った印象です。大喜びする感じではありませんでしたね。ただ実感はありませんが、チャンピオンを獲れたということは、2017年の1年を通して最も多くポイントを獲れたということなので、いいシーズンになったのだと思います。今シーズンを振り返ってみると、ターニングポイントになったのは第2ラウンドの鈴鹿だったと思います。鈴鹿はチームがあまり得意としていなかったコースですし、そこでポールポジションを獲って優勝しなければいけないという思いが、チームも自分もありました。そこで勝てたことで、前半戦の流れを作ることができたのではないでしょうか。後半戦は坪井選手が速くなり、そのなかでは苦しい戦いになると自分では思っていましたが、そういう時期こそ踏ん張らなければと考えていました。表彰台は確実に獲らなければならないし、獲れなければシーズンが苦しくなると思っていました。表彰台獲得を確実に続けてきたことが、チャンピオンに繋がったのではないでしょうか。