F1チームは、2021年の技術規則に懸念を表明している。月曜日にF1はコードネーム『リマ(Lima)』と呼ばれる2021年の最新コンセプトを発表。以前のバージョンと比較してよりエレガントになったフロントウイングが主な違いとなっている。
だが、Auto Motor und Sport によると、2021年のコンセプトは、現行マシンよりもダウンフォースの発生が60ポイント減少し、1周あたりに換算すると約6秒遅くなると報じた。しかし、FIAのパット・シモンズは「それよりも小さいのは確かだ」と否定している。だが、最近ポール・リカールでルノーの実施された18インチタイヤテストで、セルゲイ・シロトキンは通常のペースよりも3秒遅かったと報じられている。それだけでなく、F1チームは新ルールがあまりに制約的すぎることに懸念を表明している。レッドブルのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは「このルールを呼んで興奮する空力部門があるとは思わない」と語る。だが、F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは「優れたチームはまだ上位にいるだろう。グリッド後方とのギャップは小さくなる」と主張。2021年のF1レギュレーションの確定は延びているが、10月31日に最終版がチームに手渡され、その数日後にはコンセプトの詳細が示されることになる。だが、新しいルールにサインしないチームがいるかもしれないとの噂も根強い。そのときにどういったことが起こるかと質問された匿名のチーム代表の「古いルールを継続しなければならなくなるだろう」と Auto Motor und Sport に語った。
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