F1は、2021年からカーボンニュートラルな燃料を導入することを検討していると報じられている。モータースポーツ界では“環境に優しい”イメージはフォーミュラEが完全に支配しており、F1は2021年の新レギュレーションでカーボンニュートラルな燃料に切り替えて、電力よりも環境に優しいことをアピールする準備を進めていると Auto Motor und Sport は報じている。
すでにF1で使用されている燃料には少量のバイオ燃料が含まれている、F1は2021年までにその割合を20%まで引き上げ、その後、毎年10%ずつ増やしていくことを計画しているという。匿名のエンジニアは「今こそ一歩踏み出すときだ。その勢いは引き継がれていくだろう」とコメント。「何もしなければ、何も起こらない。20%から始めればいつか100%になるだろう」ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、燃料サプライヤーの多くはカーボンニュートラルな燃料のアイデアを承認すると考えている。「今後数年で成分の異なる新しい形態の燃料が登場することになるだろう。非化石資源による合成燃料でさえあるかもしれない」カーボンニュートラルとは?バイオマスは燃焼すると当然CO2を排出するが、もともとそのCO2は植物などが成長する過程で大気中から吸収したものであり、トータルとしてCO2の量は変化しないという考え方。
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