F1は、新コックピット保護デバイス『シールド』を9月にモンツァで開催されるF1イタリアGPでテストすることを目指している。F1は2018年に何らかの頭部保護システムの導入を検討しており、昨年は“ハロー”、そして、レッドブルが発案した“エアロスクリーン”がテストされた。だが、どちらも導入には至っておらず、今年のF1中国GPでは、金曜日のブリーフィングでドライバーに『シールド』と呼ばれる新たなキャノピー型のソリューションが披露された。
シールドは、まだコンセプト段階だが、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、F1イタリアGP頃にはデバイスが準備されていることを期待している。「数日前にFIAから図面を受け取ったばかりだ」とエリック・ブーリエはコメント。「少なくともモンツァでクルマで何かしらのテストが出来るようプッシュしている。準備を整えるためにベストを尽くしていく」マクラーレン・ホンダのF1ドライバーを務めるフェルナンド・アロンソは、頭部保護デバイスの導入を支持しているが、それを決めるのはドライバーではなく、FIAとチームの仕事だと述べた。「僕たちドライバーやGPDAは、頭部保護デバイスの導入に満足であることを常に確認していくだろう。なので、これを達成するのはFIAとチーム次第だ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「この新しいデバイスについてあまり多くの情報はない。図面を見ただけなので、十分な安全であるか、ハローと同じくらい良いものであるのかを確認する必要がある」「クルマにどのデバイスを装着するかを選ぶのは僕たちではない。確かなことは、僕たちは最大限の頭部保護システムの導入を支持するということだ」