2017年の第2戦F1中国GPは、より見応えのあるグランプリになることが期待されている。開幕戦オーストラリアGPでワイドなタイヤを装着して高速化した新世代のF1マシンがデビューしたが、ほぼオーバーテイクがなかったことに懸念の声が挙がっている。実際、2016年のF1オーストラリアGPでは37回のオーバーテイクが見られたが、2017年は5回しか見られなかった。
ニキ・ラウダは「メルボルンは常にオーバーテイクが難しいトラックだった。モンテカルロよりもわずかにいいくらいだ」と Auto Motor und Sport にコメント。レッドブルのマックス・フェルスタッペンは「オーストラリアはオーバーテイクが難しい。でも、中国はロングストレートがあるのでもっとうまくいくはずだ」とコメント。メルセデスのバルテリ・ボッタスも「ワイドになったクルマはより多くな空気の穴を作る。ストレートが十分に長ければ、ブレーキングポイントまでに楽に近づけるはずだ」と述べた。FIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは1回だけのグランプリで反射的にルールを変更することはないと語る。「我々は1レースをこなしただけだ。メルボルンは常にオーバーテイクに問題を含んでいる。いずれにしろ、あの場所ではDRSゾーンを広げることができなかった」とコメント。「だが、上海とバーレーンはストレートがより長いサーキットなので、そこでも問題があった場合はゾーンの延長について考えることになる」【F1】 DRSシステムの変更をF1中国GP後に検討
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