エステバン・オコンは、子供の頃の2人の写真をシェアし、2023年にアルピーヌF1チームにチームメイトとして加入することになったピエール・ガスリーを歓迎した。アルピーヌF1チームは10月8日(土)、空席となっていた2023年のF1シートにピエール・ガスリーが加入することを発表。エステバン・オコンとオールフレンチのチームを組むことになった。
同じフランス出身で1996年生まれのエステバン・オコンとピエール・ガスリーは、カート時代からのライバルであり、不仲であることはF1パドックでは有名な話だった。しかし、エステバン・オコンは二人の子供の頃と仲良くセルフィに収まる今の写真をSNSに投稿し、ピエール・ガスリーのアルピーヌF1チーム加入を歓迎した。「僕たちは、不可能な夢を持ったノルマンディー出身の2人の小さな子供だった。そして、今、僕たちはF1のチームメイトだ」とエステバン・オコンはコメント。「ピエール、アルピーヌ ファミリーへようこそ。僕たちのチームと国を誇りに思おう」子供時代にカートで激しくやり合っていたライバルが不仲になるのは自然なことだ。フェラーリF1のシャルル・ルクレールも、カート時代に現在チャンピオンシップを争うマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とまったく仲がよくなかったと振り返っている。「僕がカートに乗っていた9年間は常にマックスと競争しました。僕たちは(ジョージ)ラッセル、(エステバン)オコン、(ピエール)ガスリー、(アレクサンダー)アルボンと一緒に育った。僕たちはお互いにたくさん戦っていた」とシャルル・ルクレールは La Gazzetta Dello Sport に語った。シャルル・ルクレールは、現在ではマックス・フェルスタッペンとのライバル関係は素晴らしいものになっていると考えている。「カートをしている間は、競争相手を驚かせ、レーシングスタイルを変えることを学ばなければならない。自分が特定のドライビングスタイルも持っているとは思わない」「僕たちは若い頃、お互いを本当に憎んでいた。幸いなことに、僕たち二人は成長し、成熟した。今、F1でお互いに競争しているのを見るのはとても良いことだ」ピエール・ガスリー、2023年のアルピーヌF1チームへの移籍が正式発表