メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、エステバン・オコンが2019年にメルセデスF1チームのリザーブドライバーを務めることを確認した。今年、フォースインディアでF1を戦っているエステバン・オコンだが、ローレンス・ストロールがチームを買収したことで、発表こそされていないものの、息子のランス・ストロールがチームに移籍することになる。
フォースインディアのF1シートを失うエステバン・オコンは、ルノーとマクラーレンと交渉するものの失敗。最後の望みとして残っていたウィリアムズのシートはロバート・クビサに決まったことで来季F1グリッドに並ぶ可能性は断たれた。メルセデスは、エステバン・オコンが来季はレースをせずにメルセデスF1チームでの役割を得ることを示唆していたが、アブダビでさらなる詳細を語った。「計画はかなり明確だ。彼はメルセデスチームのかなり近くにいることになる。彼は我々のリザーブ兼サードドライバーを務める」とトト・ヴォルフはコメント。「我々は彼と変則的なテストをしたいと思っている。プレシーズンテストとインシーズンテストを見据えているが、まだまとまってはいない」「彼は準備を整えるためにシミュレーターで多くの時間を費やすことになる」バルテリ・ボッタスは、2019年までしかメルセデスと契約しておらず、2020年にはエステバン・オコンがバルテリ・ボッタスのチームメイトを務める可能性がある。エステバン・オコンは、メルセデスが自分に2020年について“何も保証はしていない”が、1年間レースから離れることが翌年のチャンスに繋がることを“期待している”と述べた。「僕がF1パドックの周りにいるのは確かだし、来年のF1カーで出来るだけ多くのマイレージを重ねたいと思っている」とエステバン・オコンはコメント。「僕とメルセデスは2020年に復帰する大きなチャンスがあると見ているし、そうなることを期待している。今よりもさらに強くなって戻ってきたと思っている」