メルセデス、エステバン・オコンのルノー移籍を画策？

昨年、エステバン・オコンは、ルノーのリザーブドライバーを務めており、シーズン途中にマノーでF1デビュー。今年はメルセデスがパワーユニットを供給するフォース・インディアからフル参戦を果たし、12戦中11戦でポイントする安定したパフォーマンスをみせ、ランキング8位につけている。だが、情報筋によると、メルセデスは、今年でザウバーのF1シートを喪失することが濃厚なパスカル・ウェーレインのためにフォース・インディアのシートを空けるべく、エステバン・オコンをルノーに移籍することを画策しているという。しかし、フォース・インディアは、エステバン・オコンとは2019年までの契約があり、来季もドライバーラインナップを継続するために全力を尽くすとしている。フォース・インディアの副チーム代表を務めるボブ・ファーンリー「我々は現在のドライバーランナップを維持するために全力を尽くしていく」と Autosport にコメント。「我々は非常に幸運な立場にいる。トップ3チームと同じように我々には才能のあるドライバーが二人いる。2018年は4位争いをするためにはそれが必要だし、さらに上位さえ期待している」「我々が最もやりたくないことは、才能を失うことだ」「事実上、エステバンは我々と3年契約を結んでいるが、そのうちの2年は完全に安全だ」「契約上の観点でそれは明らかだだが、エステバンがこの時点で他のどこかに行きたいという考えを持っているとは思っていない」「数年前に我々がエステバンのポテンシャルを見抜いていたことを忘れてはならない。昨年、ルノーを含めた他ができなかた彼と契約するという機会を掴んだ」「今、我々はその恩恵を受けており、それを最適化させたい」また、セルジオ・ペレスも2018年にフォース・インディアで5シーズン目を迎えるとみられている。「契約がないドライバーには常に選択肢はあるが、チェコはここにいることに常に満足していたと思う」「我々はまだ彼のために競争力のあるシートをオファーしている」現在、ルノーは、マクラーレンとトロ・ロッソ＆レッドブルが絡んだ2018年のF1エンジン交渉を行っており、トロ・ロッソとの契約解消の条件として、カルロス・サインツの獲得を目指しているとされている。今年のハンガリーテストでルノーを走らせたロバート・クビサも候補にひとりに挙げられているが、ウィリアムズでのF1復帰の可能性も報じられている。