エステバン・オコンが、夏休み後にマノーのF1シートを獲得する可能性が報じられている。メルセデスのジュニアドライバーであるエステバン・オコンは、今年リザーブドライバーとしてルノーに貸し出されており、F1ドイツGPの金曜午前には今年4回目のフリー走行出走を果たしている。エステバン・オコンは、2017年にフルタイムのレースシート昇格が報じられており、残りの9戦でマノーのF1シートを獲得する可能性が出てきた。
マノーのレースシートは、リオ・ハリアントがチームとの契約を満たすために必要な資金を見つけられるかにかかっている。マノーと契約しているリオ・ハリアントだが、前戦ハンガリーGPまでの資金しか収めていなかった。そのため、今週末のF1ドイツGPでのシート喪失が噂されたが、マネージャーのピアース・ハニセットは、土壇場で資金を獲得した。ピアース・ハニセットは、リオ・ハリアントが残りのシーズンを走れるように4週間の夏休みを利用して必要な資金の確保を目指していく。それが実現しない場合、現GP3チャンピオンであるエステバン・オコンが、リオ・ハリアントに代わる現実的な選択肢として浮上してきた。マノーは、エステバン・オコンは起用することで、すでにメルセデスのリザーブドライバーであるパスカル・ウェーレインの起用によって与えられているパワーユニットパッケージにさらなる契約を受けるものとみられている。エステバン・オコンがマノーのシートを獲得し、堅実なパフォーマンスを発揮できれば、ルノーは2017年のレースシートに関してレース環境でオコンを評価できる。エステバン・オコンは、ルノーないで高く評価されており、ジョリオン・パーマー、もしくはケビン・マグヌッセンの後任としてシートを争っていることで知られている。現在、エステバン・オコンはメルセデスからDTMに参戦しているが、2016年末までF1カレンダーとの日程衝突はない。リオ・ハリアントの交代については、マクラーレン・ホンダのリザーブドライバーを務めるストフェル・バンドーンの名前も挙げられているが、チームも本人もその噂を否定している。