波乱に満ちたF1エミリア・ロマーニャGPは、イモラでの熱戦の末、マックス・フェルスタッペンが力強い走りで連勝を飾った。初動の巧みなオーバーテイクと盤石なレースマネジメントで、ポールポジションのオスカー・ピアストリを退け、通算65勝目を挙げた。中団では、フェラーリ移籍後初めてチームメイトを上回ったルイス・ハミルトンが、4位フィニッシュでティフォシに歓喜をもたらした。さらに、角田裕毅は予選クラッシュからの再起で、ピットレーンスタートから見事10位入賞を果たし、チームとレッドブルの信頼に応えた。
■ フェルスタッペンの優勝は今季2勝目で、通算65勝目。■ レッドブル・レーシングの400戦目となる記念すべきレースでの勝利だった。■ フェルスタッペンはイモラで4連勝を達成し、同サーキットでの最多連勝記録を樹立。■ 2位にはマクラーレンのランド・ノリスが入り、昨年2024年のエミリア・ロマーニャGPと同じフィニッシュ順となった。■ ノリスにとってイモラでの4戦連続表彰台だが、いまだ優勝には届いていない。■ ノリスの今季表彰台回数は、チームメイトのオスカー・ピアストリと並んで6回に。■ フェルスタッペンとノリスがワンツーフィニッシュを飾ったのは今回で通算11回目。ルイス・ハミルトン、フェラーリ加入後初めてルクレールに決勝で先着■ 3位にはピアストリが入り、チャンピオンシップ上位3名が表彰台を占めたが、順位は逆順となった(3人の差は22ポイント以内)。■ フェラーリのルイス・ハミルトンは4位に入り、フェラーリ移籍後のGPでのベストリザルトを記録。■ ハミルトンはこの結果により、メルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリを抜いてドライバーズランキング6位に浮上。■ また、フェラーリ加入後初めてグランプリ決勝でチームメイトのシャルル・ルクレールを上回った。アイザック・ハジャーが、ホームレースでレーシングブルズをポイント圏内に留めた■ ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンは5位でフィニッシュ。今季3度目の5位入賞となった(2022年~2024年の間、同チームはトップ6入りゼロ)。■ ウィリアムズにとってイモラでのベストリザルトは、2004年にフアン・パブロ・モントーヤが記録した3位以来。■ 6位のルクレールは今季すべてのレースでトップ10フィニッシュを記録しているが、表彰台はサウジアラビアGPの1回のみ。■ 7位のジョージ・ラッセル(メルセデス)は、ピアストリ、ノリス、フェルスタッペン以外で今季すべてのレースでポイントを獲得している唯一のドライバー。■ ウィリアムズのカルロス・サインツJr.が8位に入り、同チームは3戦連続でダブルポイントを獲得。■ レーシングブルズのアイザック・ハジャーが9位に入り、ファエンツァの地元チームはイモラがカレンダー復帰した2020年以降、毎年ポイントを獲得している。■ ハジャーにとっては直近5戦で3度目のポイントフィニッシュ。■ レッドブルの2台目である角田裕毅はピットレーンスタートから10位に入り、1ポイントを獲得。角田裕毅、ピットスタートから2年連続でイモラ10位■ 角田裕毅はイモラで2年連続となる10位フィニッシュ。■ アストンマーティンのフェルナンド・アロンソは11位で、今季3度目の11位フィニッシュとなり、いずれもポイント圏外に。■ 12位のニコ・ヒュルケンベルグは、キック・ザウバーに今季最高位となるリザルトをもたらし、チームの600戦目を飾った。■ アンドレア・キミ・アントネッリは母国GPでF1初のリタイアを喫した。■ エステバン・オコンのリタイアは、ハース加入後初。
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