F1エミリア・ロマーニャGPの未使用トロフィーのオークションにより、地元の洪水被害者のための義援金に24万7171ポンド(約4370万円)が寄付された。先月のレースが中止になった後、プロモーターであるフォーミュラ・イモラは、イタリアの団体ASNおよびF1と、トップ3のトロフィーと優勝したコンストラクター版をチャリティーオークションに寄付するで合意した。
さらに、ピレリはポールポジションタイヤ賞、表彰台用スパークリングワインのサプライヤーであるフェラーリ・トレントは、表彰台で使用されるタイプのボトルを寄贈した。すべてのアイテムは、バルセロナで開催されたスペインGPの週末に20人の現役レースドライバーのサインが入れられ、トロフィーには10人のチーム代表もサインをした。オークションはF1パートナーであるメメント・エクスクルーシブズが運営し、収益はエミリア・ロマーニャ州の地域安全・国民保護庁に寄付された。このオークションは、ファンやコレクターにとって、特定のドライバーの手に渡っていない未使用のトロフィーとはいえ、現代のF1トロフィーを手に入れるまたとない機会となった。トロフィーには、サインの他に、ネルソン・ピケ、ディディエ・ピローニ、パトリック・タンベイ、アラン・プロスト、エリオ・デ・アンジェリス、アイルトン・セナ、ナイジェル・マンセル、マイケル・シューマッハといった1980年から2022年までのイモラF1レースの優勝者の名前が刻まれている。最高額は優勝したコンストラクターズトロフィーの7万1275ポンドで、ドライバーズバージョンの6万100ポンドよりも人気が高いことが判明した。2位と3位のトロフィーはそれぞれ3万7325ポンドと3万2050ポンドで落札され、ピレリ・ポール賞の4万745ポンドがどちらも上回った。フェラーリ・トレント・ボトルは1万1175ポンドを売り上げた。今回のオークションについて、ピレリF1の責任者であるマリオ・イゾラは「"今回もF1コミュニティは素晴らしい寛大さを示し、このオークションを通じて、エミリア・ロマーニャ州の悪天候による被害でまだ苦しんでいる人たちに寄付する金額を集めた。被害は非常に深刻であり、その影響は長い間、住民に重くのしかかるだろう」と語った。「たとえ小さなものでも、"どんな援助でも助けになる。我々ちは貢献できたことをうれしく思う」メメントのCEO、バリー・ゴフは「エミリア・ロマーニャ州地域安全・国民保護庁を支援し、この価値ある活動に寄付される驚くべき金額を集めることができたことをうれしく思う」と述べた。「これらのアイテムはすべて『一生に一度』の作品で、そこから24万7,171ポンドが集まったのは本当に素晴らしいことだ」アルファ ロメオのドライバー、バルテリ ボッタスと周冠宇のサイン入りポスターは、現在もメメントのウェブサイトのエミリア ロマーニャのオークション セクションで入手できる。