元F1の最高責任者であるバーニー・エクレストンは、2020年シーズン後にメルセデスがF1から撤退しても驚かないと語る。今週、ダイムラーが大幅なコスト削減策を発表したことで、メルセデスのF1撤退が噂された。メルセデスのF1チーム代表を務めるトト・ヴォルフもダイムラーから“回答を得てない”と語ったことでその噂に拍車がかかった。
一部報道ではペンスキーがメルセデスF1チームを買収すると報じたが、ペンスキーはそれを否定している。「メルセデスがF1を撤退しても驚かないだろう」とバーニー・エクレストンは Daily Mail に語った。「トップが交代し、新しい人々は昔のようにF1にそれほど熱心ではない。彼らは7回目のワールドチャンピオンを獲得すると思っているかもしれない。来シーズン末にそれを完了した場合、なぜとどまる?」また、バーニー・エクレストンはルイス・ハミルトンのフェラーリ移籍も否定する。「もし私がルイスだったが『またタイトルに勝った』と考えて、引退するだろう。もし、シャルル。ルクレールがフェラーリに残留した場合、私ならお金をかけて彼をルイスに勝たせるだろう。彼は必ずしも優れているわけではないが、彼はチーム内で確立している」「フェラーリは奇妙な職場だ。ルイスはイタリア語を話さない。彼らは彼に輪をかけるかもしれない。もしくは彼に恋に落ちるかもしれない。だが、彼はメルセデスとやっているほどスポーツで良い仕事ができるとは思わない」ルイス・ハミルトンとメルセデスとの契約は2020年末で期限切れになるが、メルセデスの将来に関係なく、フェラーリがハミルトンの獲得に動くかどうかはわからないとし、おそらくレッドブルとの契約が期限を迎えるマックス・フェルスタッペンを好むだろうと考えている。「フェラーリにルイスかマックス・フェルスタッペンかという選択肢があったら、彼らがシャルルを気に入っているのと同じ理由でマックスを選ぶだろう」とバーニー・エクレストンはコメント。「セバスチャン・ベッテルもしくはルイスはあと数年しかないが、2人の若者はあと10年いる可能性がある。現時点ではルイスを含め、マックスは最高の男ではない」