バーニー・エクレストンは、F1の新オーナーからF1パドックに顔を出すことを歓迎されていないと明かした。今年2月、リバティ・メディがF1を買収。CEOにはアメリカ人実業家のチェイス・キャリーが就任。競技面はロス・ブラウン、商業面はショーン・ブラッチズが統括しており、名誉会長という役割に追いやられたバーニー・エクレストンはレース週末にもはや自分のオフィスはないと語った。
「オフィスで働いている女の子の一人にチェイスからメッセージが届き、サーキットにはあまり多くのオフィスがなく、レースプロモーターに与える分しかないと私に伝えるよう言ってきた」とバーニー・エクレストンは Daily Mail にコメント。「3人(ケアリー、ブラッチズ、ブラウン)がいるので、3つのオフィスが使われている。つまり、基本的に私にはレースに来てもらいたくないということだ。そう言ってくれれば簡単なのだがね。いずれにせよ、私は彼らの願いを受け入れた」バーニー・エクレストンは、F1のマネジメントの移管を手伝うために少なくとも6カ月は役職にとどまることを予想していたとし、新オーナーはF1の支配権を手に入れてからほとんど何も変更していないと考えている。「私が見る限り、彼らはまだ何もやっていない。彼らは言葉ではなく、行動で示すと言っていた。彼らに言わせれば、私は何かをやる前に話をするというそうだ。そんなことはないがね。私はいろんなことを静かにやってきた。彼らがやっているのは口だけだ。例えば、アメリカで6レースをやりたいなどだ」「私であれば、例えば、次にあいつに会ったらぶっ潰してやると言えば、しっかりと有言実行する。チェイスは自分たちがやるべきことのアイデアを事前に考えていた。だが、その現場に立った今、考えていたほど簡単ではなかったのだろう。だから、彼には同情する」また、今年のタイトル争いに触れたバーニー・エクレストンは、今週末のアメリカグランプリでタイトルは決すると予想する。「次のオースティンのレースはルイスが勝つだろう。今シーズンの彼は素晴らしいドライビングを披露している。フェラーリは目覚めたかと思ったが、眠ってしまったようだ」