バーニー・エクレストンは、F1チームへの今後の賞金分配についてのアイデアを明らかにした。 今週、バーニー・エクレストンは、F1に対する歴史的な地位へのボーナスを撤廃し、前年のパフォーマンスを重視するより公平な賞金システムを導入したいと発言し始めている。2020年まで結ばれている現在の協定では、F1に長く参戦しているフェラーリが毎年7000万ドル(約72億円)のボーナスを保証されている。
また、レッドブル、マクラーレン、メルセデス、ウィリアムズにも通常の賞金に加えてボーナスが支払われている。これについてF1の小規模チームは、以前から公平な収益の分配を求めて活動を続けてきた。バーニー・エクレストンは、新しいシステムを導入した場合、良い結果を残せば、小規模チームにももっと大きな分配を得るチャンスが生まれると語った。 「現在のところ、彼らにはそのチャンスが全くない」とバーニー・エクレストンはコメント。「可能性はゼロだ。だが、我々はパフォーマンスさえ見せれば、彼らも確実にチャンスが得られるようにするつもりだ。それならば、他の皆と同じ状況になる」 「(今の契約で)正しい言葉かどうか分からないが、我々4〜5チームの面倒を見ている。長年コミットしてくれたことに対する気持ちと、2020年まで残ることを4〜5年前に約束してくれたからだ。そのための見返りが何か必要だった。そのために他のチームはサインできなかった。サインしたとしても彼らがやめてしまったら、我々はどうすればいいのだ?」しかし、次の合意はまだ発達段階であり、それには全チームがF1に残ることを希望しなければならない。フェラーリは歴史的にバーニー・エクレストンとの交渉で撤退を切り札として利用し、それによって最も有利な契約を勝ち取ってきた。今回も同じ状況になったらどうするかと質問されたバーニー・エクレストンは「彼らは何度か撤退すると言っているね。言っている時は本気なのだろう。ただ、すぐに忘れてしまうだけだ」 「また見てみようで。フェラーリはF1が始まった時から我々とやってきている。それには何か与えられるべきだろう」 現在の協定が失効する2020年より早く新システムがスタートする可能性はあるのかとの質問には、全チームの同意が必要なため、まずあり得ないとバーニー・エクレストンは述べた。 「そのためにはフェラーリと他の人々に同意してもらわなければならない。だが、それ以降なら同意は必要なくなる」
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