バーニー・エクレストンは、F1と平行して女性のみの選手権を運営することで、より多くの女性がこのスポーツに参入するのではないかと提案している。女性ドライバーとしては、ウィリアムズ開発ドライバーのスージー・ヴォルフが、昨年22年ぶりに金曜フリー走行でドライブしたが、最後にF1グランプリでスタートを切った女性ドライバーは1976年のレラ・ロンバルディまで逆上る。
最近では、元GP3ドライバーのカルメン・ホルダがロータスの開発ドライバーに就任し、今シーズンのどこかのタイミングで金曜日のプラクティスに参加することになっている。F1最高権威のバーニー・エクレストンは、グランプリ前に別のイベントを開催することが女性ドライバーへの門戸を開くことになるのではないかと語った。「彼女らに活躍の場を与えるのは良いアイデアだと思う」とバーニー・エクレストンは Guardian にコメント。「いくつかの理由で女性は参入していない。また、その理由は、我々が彼女らを望んでいないからではない」「彼女らは、多くの注目や評判、そして多くのスポンサーを集めてくるだろうし、当然、我々は彼女らの参入を望んでいる」「どこかでスタートする必要があり、私は各チームに別の選手権を設けることを提案した。もしかしたら、その方法で、我々は誰かをF1に連れてくることができるかもしれない」「現時点での考えに過ぎないが、F1にとって、そしてグランプリ週末全体にとって素晴らしいと思う」しかし、このアイデアについて聞かされたスージー・ヴォルフは、そこでの勝利には興味がないとして否定的な見解を語っている。「何より、いったいどこで十分な力をもった女性ドライバーのフルグリッドを満たせるか私にはわかりません。それに、私はモータースポーツのキャリア全てで、普通の参戦者としてレースしてきました。なぜ、女性だけが競争相手のレースを探すことがあります?」「そんなレースで勝利することに興味はないと胸に手をあてて誓えます。そんなレースなら参加しない方がいいです。なぜなら、いったい私は何で勝利のでしょう? グリッドを埋めるために女の子しか探さないようなレースですよ」