バーニー・エクレストンは、論争の的となった最終戦のダブルポイントシステムが2014年で撤廃になると認めた。ダブルポイントは、シーズン最終戦までタイトル争いをもつれ込ませるためにバーニー・エクレストンの肝いりで導入された。しかし、ダブルポイントについては人工的かつ不公平だとの非難の声が多い。
事実、現在のチャンピオンシップリーダーであるルイス・ハミルトンは、チームメイトのニコ・ロズベルグに17点差をつけているものの、アブダビGPでタイトルを逃す可能性が残っている。メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは「テクニカルトラブルでも起きればチャンピオンシップに大きな影を落とすことになるだろう。ダブルポイントが気に入っている者などいない。今はバーニーでさえも好んでいるとは思わない。おそらく、来シーズンには何とかしなければならないことではないだろうか」と述べた。当初は、2014年シーズンのラスト3戦をダブルポイントにしようとしていたが、最終戦のみに妥協したバーニー・エクレストンだが、2015年シーズンにはダブルポイントが撤廃されることを明かしている。バーニー・エクレストンは「1レースだけというのは馬鹿げているが、もし最後の3戦だったらと想像してみてほしい」と Independent にコメント。「つまりは、3レース全てで1人が優勝すれば、そのドライバーは150ポイントのアドバンテージを得ることになる。ただ、チームはあり得ないと言って受け入れなかったがね」また、バーニー・エクレストンは、3レースをダブルポイントにするにはチームの同意が必要だと説明しており、2015年は通常のポイントシステムに戻ることになりそうだ。「改めて3レースの案を提示するつもりはない。彼らに対応させようと思っている。来年どうするのかはわからない」
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