WRCチャンピオンのセバスチャン・オジェが、9月にレッドブル・リンクで開催されるDTM(ドイツツーリングカー選手権)のレースにメルセデスから参戦すると Autosport が報じている。DTMのマニュファクチャラーは、6台のレギュラーエントリーに加え、ゲストドライバーのために1回限りで7台目のマシンを走らせることを可能にするルールがあり、メルセデスは以前からそのルールを活用することを示唆している。
アウディは、昨シーズン限りで引退した2度のDTMチャンピオンであるマティアス・エクストロームを開幕戦ホッケンハイムで“引退レース”として走らせており、BMWは来月のミサノのナイトレースでBMWから参戦する予定となっている。セバスチャン・オジェは、WRCでスポンサーを務めるレッドブルが支援するメルセデスAMG C3 DTMで参戦するという。DTMのルールでは選手権の最終3ラウンドでゲストドライバーを起用することは許されていないが、これは形式的なものとみられており、メルセデスはBMWやアウディと同様に統治機関のDMSBの承認を得て例外を認めることができるされている。セバスチャン・ベッテルは、オーストリアで妻のアンドレアを乗せてメルセデスのDTMタクシーで数周を走行している。また、2013年にはラリー・ドイツに先立って、彼のフォルクスワーゲン ポロR WRCをマティアス・エクストロームと交換してアウディ RS 5 DTMも走行している。5度のWRCチャンピオンであるセバスチャン・オジェは、2013年と2014年にポルシェ スーパーカップに出場しただけでなく、FFSA GTやADAC GTマスターズに1回限りの出場をするなど、サーキットレーシングを何度も経験している。また、昨年にはレッドブル・リンクで2011年仕様のレッドブル・レーシングのF1マシンをテストしている。
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