2025年のF1ドライバーを確定していないのは角田裕毅のチームメイトの空席を残すビザ・キャッシュアップRB・フォーミュラワン・チームのみとなった。ザウバーF1チームは、来季からガブリエル・ボルトレトを起用することを発表。2026年からアウディのワークスチームとなるシートは様々な憶測を呼んでいたが、経験豊富なニコ・ヒュルケンベルグとルーキーのボルトレトという布陣で挑むことになった。
これで、2025年はアントニオ・キミ・アントネッリ(メルセデス)、ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、オリバー・ベアマン(ハース)、そして、ボルトレトと4人のルーキーの参戦が確定。これに現在ウィリアムズのフランコ・コラピントとRBのリアム・ローソンという候補者が加わっている。一方で、ダニエル・リカルド(RB)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ローガン・サージェント(ウィリアムズ)、バルテリ・ボッタス(ザウバー)、周冠宇(ザウバー)の今季開幕戦に並んだドライバーは来季の去就が決定していない。セルジオ・ペレスのレッドブル・レーシングの2025年のシートには様々な憶測がなされているが、ひとまず契約をベースに2025年のF1ドライバーラインナップを見てみよう。レッドブル・レーシングマックス・フェルスタッペン(2028年シーズン終了までの契約)セルジオ・ペレス(2026年シーズン終了までの契約)フェルスタッペンは2021年にレッドブルで初のタイトル獲得シーズンを終えた後、6年間の契約延長を結んだ。そして、2025年に到達するまでに、その半分も経っていない。セルジオ・ペレスは2024年シーズン途中でレッドブルと2026年末までの新契約を結んだため、レッドブルのグリッドで彼と並ぶことになる。メルセデスジョージ・ラッセル(2025年シーズン終了までの契約)アンドレア・キミ・アントネッリ(少なくとも2025年シーズンまでカバーする契約)メルセデスは、ジョージ・ラッセルとルイス・ハミルトンが2025年末までチームメイトとして残留し、ハミルトンが2025年にフェラーリへ移籍するまでその状態が続くことを確認しれいた。これは、多くの人が予想していなかった動きである。チームは、ハミルトンの後任が誰になるのかをイタリアGPまで明らかにせず、ティーンエイジャーの注目株であるアンドレア・キミ・アントネッリがF2から昇格した。フェラーリシャルル・ルクレール(2025年以降も「さらに数シーズン」契約を継続)ルイス・ハミルトン(契約は「複数年」)ルクレールはフェラーリとの新たな契約で2025年のF1参戦が確定したが、スクーデリアは彼の新たな契約が何年続くのかは明らかにしていない。一方、ガレージの反対側では、ルイス・ハミルトンがメルセデスからフェラーリに「複数年」契約で移籍するというセンセーショナルな移籍が実現する。アストンマーティンランス・ストロール(2025年以降の契約)フェルナンド・アロンソ(少なくとも2026年末までの「複数年契約」)2024年の早い時期にメルセデスとレッドブルとの関連が取り沙汰されていたフェルナンド・アロンソは、アストンマーティンと「複数年契約」を結び、少なくとも2026年まではチームに残留することが決まった。これにより、かつての友人であるホンダとの再会が実現することになる。一方、ランス・ストロールに関しては、契約状況が流動的であるように見えたが、チームは2024年6月に「2025年以降」の契約を締結したことを確認した。ただし、正確な契約終了日は明記されていない。マクラーレンランド・ノリス(2025年以降の「複数年延長」契約)オスカー・ピアストリ(2026年末までの契約)ランド・ノリスは、2025年末以降もチームに残留する長期契約延長をマクラーレンと締結し、他のチームからの引き抜きオファーを退けた。一方、オスカー・ピアストリは、ルーキーイヤーで印象的な走りを見せた後、2023年のデビューシーズン終了前に、2026年末まで有効なチームとの新契約を結んだ。アルピーヌピエール・ガスリー(少なくとも2026年末まで契約)ジャック・ドゥーハン(2025年の契約)6月27日(木)、アルピーヌはピエール・ガスリーがチームと複数年契約を結んだことを発表し、少なくとも2026年シーズン終了まではチームに残留することが明らかになった。しかし、6月初旬にオコンが今シーズン限りでチームを離れることが発表されたため、ガスリーには新たなチームメイトが誕生することになる。そして、その新チームメイトがジャック・ドゥーハンである。アルピーヌは8月23日(金)、ドゥーハンが2025年のレースドライバーに昇格することを発表した。ウィリアムズアレックス・アルボン(少なくとも2026年末まで契約)カルロス・サインツJr.(少なくとも2026年末まで契約)アレックス・アルボンは、5月中旬にイモラで開催されたエミリア・ロマーニャGPを前にチームが発表した新たな「複数年」契約により、ウィリアムズに長期的な将来を託した。数か月にわたる憶測の末、ウィリアムズは、2026年末までの2年契約を「延長オプション付き」で結んだカルロス・サインツJr.が、2025年のF1開幕戦からアルボンの新たなチームメイトとなることを発表した。ハースオリバー・ベアマン(少なくとも2026年末までの「複数年」契約)エステバン・オコン(少なくとも2026年末までの「複数年」契約)ハースは、2023年にニコ・ヒュルケンベルグとケビン・マグヌッセンが共に堅実な仕事をしたことを受け、2024年のF1シーズンに向けて両者の契約を更新したが、2025年と2026年はオリバー・ベアマンとエステバン・オコンのラインナップで臨むことになる。ザウバーF1チームニコ・ヒュルケンベルグ(少なくとも2026年末までの「複数年」契約)ガブリエル・ボルトレト(2025年からの「複数年」契約)ザウバー/アウディは、20225年にバルテリ・ボッタスと周冠宇に代わって、ニコ・ヒュルケンベルグとガブリエル・ボルトレトを起用する。ビザ・キャッシュアップ RB角田裕毅(2025年末までの契約)TBCレッドブルは、角田裕毅の2024年シーズン開幕からの素晴らしいパフォーマンスを評価し、2024年カナダGPで、姉妹チームのRBと5シーズン目の契約を結んだ。2024年シーズンのシートは、まだ決まっていない。
全文を読む