2021年のF1世界選手権 開幕戦 F1バーレーンGPの予選でトップ10入りしたドライバーのコメント。ポールポジションを獲得したのはメルセデスF1のルイス・ハミルトン。2番手のセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)を0.035秒の僅差でかわして通算99回目のポールポジションを獲得。ペレスは初のフロントロー。3番手にはチームメイトのマックス・フェルスタッペンが続いた。
1番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)「当然、今日はとてもうれしい。2台のレッドブルの前に出られると思っていなかったのは確かだ。今週末、彼らはとても速かったと思う。0.6秒前にいたときもあった。実際、彼らががどの位置にいるか分からなかったけど、マシンのフィーリングは今週末の初めからすでに良かった。そのウインドウを狭めるためにチームがしてくれたハードワークに本当に感謝している。このトラックはすべて中速と高速コーナーだし、それが僕たちがギャップを縮めることができた理由だと思う。気温もずっと低くて、それが僕たちをレッドブル勢に近づけてくれたと思う。でも、彼はもかなり強い。明日、僕たちが勝つチャンスを得るには、彼らの前に留まるために本当に完璧なラップが必要だ」2番手:セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)「今日は本当に素晴らしい結果だし、明日のレースを勝てる可能性があると思うと本当にいい気分だ。前向きに捉えるべきことばかりの一日だけど、それでもポールポジションに非常に近い状況ながら、最後のアタックで小さなミスを犯してしまったとは思っている。先日の開幕戦はピットレーンからのスタートになってしまったので、レッドブルに来て僕がグリッドからスタートできる初めてのレースがフロントローからというのは信じられない気分だ。ここまでチームと一緒に重ねてきた努力が報われた結果だと思う。明日のレースは僕がソフトタイヤ、マックス(フェルスタッペン)がミディアムタイヤのスタートと、2人で異なる戦略を採ることになる。一緒にメルセデスにプレッシャーをかけられるはずなので、いいレースにできるのではと考えている。今日は素晴らしい結果だけど、この先にもまだまだやることがあるので喜びすぎるわけにもいかないし、ここからも前進を続けていく必要がある」3番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)「1回目のアタックではセクター1でほかのマシンの影響を受けてうまくいかなかったので、そこで大きくタイムを上げられると思い、2回目のアタックでは少しプッシュを強めたけど、ターン3の出口で膨らんでしまい、やや芝生をカットしたことでタイムに響いた。こうしたことは起こるものですし、完璧やそれに近いラップにはならない。完璧なラップができたと発言していても、改善できたと感じる点はあるものだけど、今日はそこから程遠いものだった。予選を終えてこのように感じるくらいのアタックになったのは久しぶりなので自分にショックを受けている。素晴らしい仕事を成し遂げたチェコ(ペレス)を称えたい。レースに向けてもマシンはいいし、ポイント獲得が決まるのは明日だ。天候やスタートの出来など、レースに影響する要素は多くあるけど、チームは常に2台ともいいマシンで送り出してくれるので、明日はチェコとともにメルセデスを戦略面でも苦しめていければと思う」4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「昨日と比べて少し望んでいたラップタイムを出すのに少し苦労してはいたけど、とても良い予選だった。セットアップ面で小さな妥協をしているので、明日のレースでそれが役立つはずだ。それによって予選は少し難しくなったけど、どうなるか見てみよう。シケインで小さなミスをしてしまい、そこであと0.07~0.08秒くらい縮められたかもしれないけど、タイムシートを見れば、それでポジションが変わることはなかっただろうし、今日は4番手に満足している。トラックは素晴らしい。ミスをする余裕のないところが大好きだ。あまりタイヤマネジメントの必要はない。レース全体でプッシュできるということだし、それは僕たちドライバーが好きなことだ。エキサイティングだけど、難しいレースになるはずだ。僕たちは少しストレートスピードが欠けているので、逃げられるための十分なペースがあることを願っている。そうでなければ、少し難しいレースになるだろう。でも、全体的な僕たちのパフォーマンスはバーレーンよりも良くなっている。サヒールでの4番グリッドは本当にサプライズだったけど、今日はそれほどでもない。チーム内には多くのモチベーションがあるし、勢いもある。それを生かして、チームとしてできる限り懸命に仕事をし続けなければならない。地に足を付けて、過去数か月でやってきたようにプッシュし続けなければならない。そうすればすぐに良い日が訪れると確信している」5番手:ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)「今日はとてもいい一日で、本当にハッピーだ。予選はバーレーンよりも厳しい戦いになった。多くのチームがかなりペースを上げてきたと思う。Q3で全力を出せたことに満足している。すごくクリーンなラップができた。ホームレースとなるここイモラで予選5番手というのはチームのみんなにも素晴らしい結果だ。とても僅差になっており、シャルル(ルクレール)とは100分の数秒差だと思うし、トップからも0.3~4秒差だから、今日は素晴らしい成果であり、明日に向けてもいい位置だと思う。レースではあらゆる状況に対処できるように準備する。雨が降るかもしれないし、上位陣で波乱が起こる可能性もある。そうした機会を的確に捉えられる準備はできている」6番手:ダニエル・リカルド(マクラーレン)「紙面上では6番手は悪い結果ではない。上位は本当にタイトだ。僕に関して言えば、週末は少し遅かったと思う。予選では少し近づいたし、改善が見られているのは確かだけど、そういうのは嫌いだけど、まだ限界を見つけ続けるのには時間がかかると思う。そこに到達しつつある。もちろん、1周目からそこにいられればいいんだけど、ここまでは進歩の週末だったと思っているし、予選を終えてポジティブなものが得られたのは確かだ。僕たちは困難な金曜日からリカバーするためにチームとしていい仕事をしているし、ここにいるチームとファクトリーのハードワークに感謝している。興奮しているとは言わないけど、僕たちの進歩に満足しているのは確かだ」7番手:ランド・ノリス(マクラーレン)「予選は残念な結果に終わった。全体が順調に進んだ...
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