2020年のF1世界選手権 第16戦 F1サヒールGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。オープニングラップからクラッシュによるセーフティカーが入ったレースは、終盤にメルセデスの2台がタイヤ交換で自滅するという波乱の展開となった。F1サヒールGPを制したのはレーシング・ポイントのセルジオ・ペレス。F1キャリア10年目、190戦目というF1で最長での初優勝となった。
優勝:セルジオ・ペレス(レーシングポイント)「自分がレースに勝ったことをまだ実感しているところだ。夢を見ているようで興奮しすぎてしまうのが怖い! この瞬間を何年も夢見てきた。F1でこのポイントにたどり着くまで10年かかった。キャリアを通して多くのワードワークを重ねてきた。僕だけでなく、家族やスポンサーもね。F1でメキコ人が成功することは滅多になかったし、表彰台でメキシコ国旗が掲げられた瞬間は絶対に忘れないだろう。僕と家族にとって素晴らしい瞬間だった。信じれられないようなレースだった。本当に良いスタートを切って、マックス(フェルスタッペン)とシャルル(ルクレール)とバトルをしていた。その後、ヒットされたときは『こんなことは二度と起こらないだろう!』と考えていた。あまりダメージを負わなかったことは幸運だった。僕たちは諦めなかったし、ピットインしてミディアムタイヤに交換した。セーフティカー中にロックアップしてタイヤにフラットスポットを作ってしまった。バイブレーションがかなり酷くなって、ステアリングホイールを握る手が痛くなり、再びピットに入らなければならないと考えた。でも、チームは僕にステイアウトするよう伝えた。マシンのフィーリングはどんどん良くなっていったし、そのミディアムタイヤでのスティントは僕たちの勝利に不可欠だった。もう一回ピットインしてハードタイヤに交換したときはリムジンを運転しているようだった! とてもスムーズで素晴らしいペースがあった。ランス(ストロール)をオーバーテイクして、そのあとエステバンを抜くことができた。もちろん、メルセデスにいくつか問題があったけど、僕たちにはジョージ(ラッセル)を十分に抑えられるペースがあったと思う。僕たちのシミュレーションでは、抜くためにはかなり速くなければならないと示していた。幸か不幸か、今日は凄まじいレースだったし、僕たちは実力で勝った。しばらくの間、ステアリングを握ったまま無言で泣いてしまったけど、チームにとって素晴らしい結果だ。表彰台に上がったランスもよくやった。チームとお祝いするのが待ち切れない! 残り1レースあるし、僕たちはシーズンの最後に3位を維持する決意を固めている」2位:エステバン・オコン(ルノー)「なんてレースだ! やったよ。表彰台だ。素晴らしい気分だ。素晴らしかったし、ラインを通過したときはいろんな感情が身体中を駆け巡った。泣いてしまったのは確かだけど、そう言えることを誇りに思う。永遠に忘れないだろう。チームは本当に良いレースを実行したし、僕たちには強力なペースがあった。何度かオーバーテイクもできて楽しめた。タフなシーズンだったけど、僕たちは自分自身を信じ続けてきたし、この素晴らしい気温地でそれが報われた。信じ続ければ、どこかで結果はでるものだね! 僕たちは今年大きく進歩したし、来週はできる限りベストな形でシーズンを終えることに集中していく」3位:ランス・ストロール(レーシングポイント)「素晴らしい結果だけど、レースに勝つポテンシャルがあったと思うので、心の片隅には少しがっかりしている自分がいる。ファーストラップを終えて6番手にいて、表彰台を獲得するチャンスがあることが分かった。ピットインが遅すぎたかもしれない。それによってエステバン(オコン)に前に出られてしまった。でも、彼がDRSを伝えたターン3の出口まで本当に素晴らしいバトルをしてのことだった。エステバンに追いつくペースがなかったし、DRSにも少し足りなかったこともあって、ターン4までにチェコ(ペレス)に抜かれてしまった。ブレーキが少し遅すぎたし、彼に抜かれてしまった。そんな感じだったけど、重要なのはチームリザルトだ。チームとチェコのためにうれしく思う。彼は長い間このチームの一員だった。彼はキャリアのなかで何度もトップを走行しているし、完全に勝利に値する。2台揃って表彰台を獲得でいたことはチームにとって信じられないような結果だし、まさに先週末から立ち直るために必要としていたことだ。シーズンを通して僕たちには素晴らしいクルマがあったし、今週末は本当に強かった。僕たちは重要なときに結果を出すことができた。僕たちのポテンシャルに本当に興奮しているし、アブダビで好調でシーズンを終えることを楽しみにしている」4位:カルロス・サインツ(マクラーレン)「アーッ! とても苦い4位だ。ずっと表彰台はかなり近かったけど、残念ながら、それを実現することができなかった。スタートは明らかに波乱に富んでいたし、なんとか3番手に食い込むことができた。ソフトでの第1スティントは超強力だった。戦略間で際どいだったけど、僕たちは2ストップで行くことにした。最後のセーフティカー後、メルセデスがストロールの後ろに引っかかっていたのはあまり役に立たなかったし、1周であまりに多くを失ってしまった。なんとか彼を抜いて、最後までストロールを追い詰めたけど、わずかな差で表彰台を逃した。今日は全力で走ったし、それを手に入れるためにできる限りのことをした。イライラするけど、同時に今日は週末全体で僕たちよりも少し運のよくて、少し速かったマシンに負けた。だから、そこまで落ち込むことはできないし、僕たちは最後のチェッカーフラッグまでプッシュし続ける必要がある。チェコの初優勝を祝福したい。彼はそれにふわさしいと思う。さあ、アブダビだ!」5位:ダニエル・リカルド(ルノー)「チームにとって素晴らしい結果であり、エステバンが初めての表彰台を獲得したことを祝福したい。彼と彼のガレージには本当に強力なペースがあった。僕に関しては5位以上も可能だったかもしれないのでちょっとがっかりしている。満足できるスタートが切れたし、1周目の後には4番手にいて多くのチャンスがあるように感じた。ピットストップでクビアトに順位を奪われて、しばらく彼の後ろに留まることになった。2回目のピットストップで何とか取り戻すことができたけど、DRSトレインのなかであまりできることはなかった。来週末もまたレースがあるので、しっ...
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